評価:★★★★☆ 4.1
女性のような風貌の天才少年、サクライ・ケースケ。後世の人間は彼をこう評価する。『彼は英雄であり、悪魔であり、智将であり、愚か者である』――と。そんな稀代の天才のルーツはみっつある。ひとつ、生まれながらの家族からの虐待、ふたつ、高校時代にサッカーを通じ出会ったふたりの親友、みっつ、天才がその身の全てを賭けて愛した女性――これはひとりぼっちの少年の数奇な人生――多くの栄光と、それ以上に多くの愚かしさ、そして何よりも深い愛と友情の物語である。 ※500万PV突破しました。皆さんありがとうございます。キャラクター人気投票行っています。ぜひご参加ください。詳しくは作者の活動報告「人気投票その2』をご覧ください。
挿絵はtakigw様に書いていただきました。ありがとうございます。こちらの応援もよろしくお願い致します。
話数:全382話
ジャンル:ラブコメ
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:悲劇
まだ途中だけれど、あまりにも面白いのでレビュー。まずこんなにも心に揺さぶりかけるというか、心動かされる作品(?)は初めて。主人公や登場人物にとても感情移入できる。なんというか、最近よくある無駄に甘いだけのなんともいえない恋愛小説とはひと味もふた味も違う、心理的な描写が細かく書かれていてとにかく感情移入しやすい(はず)。なんでこの作品が有名にならないのか(なろうの闇はフカイ)ってくらい。全体的に少し長いから読むのが大変かもしれないが、これが書籍だったら確実に3回は読破できる。私には結局訪れなかった青春が思い出されます(意味不)。このレビューを見かけた方に1人でも多く読んでほしいです。もう少し上手く書きたいけど言葉が見つからないので、そこは読んでからということで。
登場人物の人間臭さと、子供ゆえの無力感がしっかり描かれていて、感情移入しやすい恋愛小説です。無駄に大甘なストーリーはなく、程よくさわやかな、心のつながりを大事にしているので、恋愛小説が苦手な人も、割とすんなり読めると思います。ほのぼのもあれば、人生論もあり、残酷なシーンあり、泣ける部分あり、かなり奥が深いです。ファンタジー好きの方もぜひ読んでみてはいかがでしょう。
主人公のサクライ・ケースケくんがとにかくカッコいいです!純粋すぎる故に、傷ついていく姿、非情になろうとしても、心の奥底に秘める優しさがそれを邪魔をする、そんな心優しく、不器用な少年です。何でもそつなくこなせるのに、どこか守ってあげたくなるような、そんな子犬のような少年です。そんな、多くの人が共感できる、主人公の細やかな心の動きが、天才少年を、身近な存在に感じさせてくれます。そんな主人公を囲む仲間達もとても魅力的な顔ぶれで、読んでいると「仲間っていいな」と思わせてくれます。過ぎ去った青春を思い出させてくれるような、爽やかな青春、こんな女の子と恋がしたいと思わせるような、甘酸っぱい恋愛などを通じて、一人の少年の人生を綴った作品です。少し長い話ですが、ぜひ読んでみてください。ケースケくんの人間臭さ、優しさに触れてみてください。