評価:★★★★☆ 4
主人公の柊木 蓮は、ある日突然現れた謎の花屋の前で一人の少女、高嶺 花子と出逢う。
蓮は花子に恋をするも、離れ離れになってしまうが再会を約束する。
月日は流れ、謎の花屋に現れた少女は花子では無かった!?
何度でも、高嶺の花に手を伸ばす。
儚く切ない、それでも追い続ける恋の物語。あなたは二輪の花に恋をする。
話数:全36話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2017年2月20日
作者:柊木サク
美しく素敵な作品でした。遠い昔に忘れ物をしていたことを思い出し、それを取りに行った気分になりました。テンポがよく読みやすいだけでなく、誰しもが持っている人間くささを、見事に恋愛小説へと変換させた物語だったと思います(分かりづらくてスミマセン)おそらく読む人の心を浄化していったことでしょう。私も浄化されました。しばらく違う世界へ行った感覚でした。最後は私の予想とは違ってました。花子は永遠にあちらの世界で見守り続けるのだろうと思っていましたが、結局、百合が身を引いたんですね。すべての登場人物の名前がお花にちなませてステキでした。
とても素敵な純愛作品です。自分は涙が出ました。 スラスラと読めるので、時間があった自分は一気読みしてしまい、登場人物に感情移入してしまう素晴らしい描写によって、涙を流しながら仕事終わりの旦那を迎える羽目になってしまいました。心が洗われるようなストーリーには衝撃のラストが待っています。是非、ハンカチを片手に感情移入してください。何度でも読みたくなるような作品でした。読了後、旦那に優しく出来ます。 自分も胸がホッコリする恋をしていてた事を思い出すような、素敵な作品だという事です。胸が打たれました。素敵な作品を、ありがとうございます。
キャラクターひとり一人の心情や思い、変化する気持ちなどが分かりやすく自分の頭の中で今まさにストーリーが繰り広げられているような感覚になります。一話ごとの文章の多さも程よく休み時間などにも最適だと思います。ただ一つ注意すべきことがあるとすれば、物語がスラスラと入ってきて引き込まれてしまい、時間を忘れてしまうことでしょうか。花が紡ぐ主人公とヒロインの複雑に絡み合う運命と、それに呼応するように縺れ合う友人たちとの関係、そして訪れる衝撃の結末……。あなたも一度、ハンカチ片手にこの世界に深く沈み込んでみてはどうでしょうか。
文章表現が分かりやすく引き込まれました。1話あたりの文章がちょうど良くてテンポ良く読むことが出来ました。 登場人物のそれぞれの心情、精神状態などに感情移入してしまい辛い場面もあり嬉しい場面もありました。 電車の中でこの作品を読んでしまった私を褒めてください! どれだけ耐えたと思っているんですか!(笑) ハンカチが無い、または人が多い所ではオススメしません! 絶対に変な人を見る目で見られます(笑) そのくらいこの濃厚なストーリーに惹き込まれますよ!
読み始めから引き込まれました。少しファンタジーな要素もあり、現実世界に近い世界観をロマンチックに描かれています。それぞれの登場人物の思いや想い、それに対する反応などに頷けてしまうほどのリアリティがありました。そしてさらに、場面や登場人物の心情に合った花言葉を持つ花を自然な流れで絡められていて、綺麗に綴られています。きっとキャラクターに感情移入をしてしまうことでしょう。そうなってしまったら、ハンカチは必須だと思います。ぜひ、ご一読を!