評価:★★★★☆ 4.3
赤沼家の令嬢琴音が、城のバルコニーの鉄柵に首をくくってから、一年あまりがたった冬のこと。Mの怪人を名乗る人間から謎の殺人予告状が届き、その内容通りに、赤沼家の人々が、一人また一人と不可解な死を遂げてゆく。雪降る夜、怪人が出現し、赤沼家の当主重五郎は喉笛を掻き切られ、その殺害現場のアトリエの周囲には怪人の脱出した足跡がなかった。名探偵羽黒祐介シリーズの長編ミステリー第一弾!
話数:全90話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
時々探偵ものの漫画や小説などを見ていると、こんなものわかるかい!となるようなめちゃくちゃなトリックが出てくる場合があります。しかし、この作品に出てくるトリックはきちんと道筋が整っており、真相が明かされた時にそうだったのか!なるほど!と、納得できるものになっています。犯人によって起こされる残酷な殺人、謎の予告状、見事なトリック、ミステリー好きな方がいたら、ぜひこの謎に挑戦して欲しいです!(ちなみに私は見事に欺かれました。クヤチイ!)そして最後に明かされる真実。それまでに出されていた数々の伏線が回収され、きっと読んでいる人は感心のため息をつくことでしょう。ミステリーを読んだことがない、という人でも楽しくハラハラしながら読める作品だと思いますので、興味が沸きましたら、是非是非ご一読することをお勧めします!
資産家一族にまつわる謎の数々。怪文書、正体不明の怪人、雪の上の足跡トリック。ミステリ好きなら是非とも読まなければ、そんな気にさせてくれる秀逸な作品です。美貌の名探偵と、やや気の短い群馬県警の警部のやりとりは、見ていて楽しいです。あちこちに張られた伏線、そして文句なしにしっかりと成り立っているロジックは、ふーむ、そうだったのか!!と納得して感心する出来映えです。1話ごとの分量がちょうどよく、読みやすいです。オススメですよ!
∀・)赤沼家という貴族の複雑な人間模様を巧みに描かれた物語だと言っておきましょうか。読めば読むほど明かされる真相に固唾を飲まされる。そんな緊張感あるいは読み応えがある素晴らしい作品でございます。これほど推理小説の醍醐味を味わえる作品はそうそうないことでしょう。読んでみればわかります。ボクは読了後すぐに「これはレビューを書かなくては!」と心が奮い立ちました。∀・)さぁ、名探偵・羽黒祐介さんと一緒にこの謎に包まれた殺人事件の解決に臨んでみましょう。これまでにない衝撃と感動をあなたに!