評価:★★★★☆ 4.2
自他共に認める自動販売機マニアである彼は、交通事故から自動販売機を守って死んだ。
そこで人生を終える筈だった彼が目覚めたのは、自然豊かな湖畔だった。
何が起こったのか理解できない彼だったが自分が――自動販売機になっていることだけは理解できてしまう。
異世界の迷宮で一人……一台佇む彼が一人の少女と出会うことにより物語は動き始めるのだった。角川スニーカー文庫から書籍化決定しました。
2月1日に三巻発売となります。シュイが大活躍する話も必見です、追加の短編も収録していますので。
更に、ミシュエルが三巻初登場となります。
そして、ここから因縁の深い仲となる、あのお方も。
話数:全277話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
数ある異世界転生の中でも異色作モンスターに転生してレベルアップしたら進化する作品と路線は同じと言えばそれまでだが、その作者のアレンジが加わったモンスターと違いどこまでいっても現実に存在した自販機である前提が崩れずに、普通は知らないような古今東西の自動販売機ネタが出て来て物語が進むのが面白い。この次はどんな自動販売機が出てくるのか楽しみでドンドン読み進めてしまう。自動販売機ネタも面白いが個性的な人間キャラや住人が内部に住み込む独特なダンジョン感とモンスターもオリジナリティがあって世界観を共有する作者の過去作も読みたくなる。
自販機でどうするんだって私も当初思っていましたが見事に自販機のままで活躍してこういう考えもあるのかと目からうろこがいっぱい出てくる異色のファンタジー作品 なろう系は数あれど、無機物はほとんどない、その中で更に自動販売機なんて戦闘と全く関係ない機械で戦闘していくまさにアイデア勝負の作品 是非一度こういう作品もあるのだと頭の柔軟性を養うために読んで見るのをお勧めします
転生ものを読みなれてない自分にとっては、単なる擬人化系の延長かなと思ってたけど、見たことないストーリーだったね。自販機としての役割が、まるで支援系魔法の延長の様に役立っているというか、ちゃんとドラマとして成り立ってることに不思議さを感じる。この作者の書くストーリーは他にも『畑になる』話がある。どっちも斬新過ぎて、小説嫌いな私もつい読んでしまう
外伝、始まってますよ?揺れたり揺れなかったりしています。そして、本編は完結してます。書籍も第3巻が発売間近です。しばらく離れていた方も、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。 では個人的感想ですが。なんと言ってもこの作品の最大の特徴は、自動販売機に転生したという事でしょう。目の付け所がスゴい。自分で移動も出来ない。「いらっしゃいませ」等の固定文しか話せない。商品を売れないと待機電力の消費だけで死ぬかもしれない。そんな状況での異世界冒険なんて、次の展開が気になってついつい読んじゃう。そして、読めちゃう。1話あたりの文章量が多すぎないので、サクサク読めるし、キリの良い所でやめやすい。自分はあまり本を読むタイプでもないので、そういう所も気に入っています。魅力的なキャラクターも多いしね。よく食べる女の子って、なんていうか、すごくいいと思うっす。
とても面白い作品!ꉂ(ˊᗜˋ*)先日書店にて12巻買わせていただきました!(*^^)v(ノ∀≦。)ノオモロイまさか無機物転生するなんて…ฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!!個人的にはヒュールミがお気に入りです(´ω`*)3巻も欲しいです(`・ω・´)キリッ小学生でも面白く読めました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°ラノベ執筆の参考にさせていただきます(o^□^o)ノパクリじゃなくてイ、インスパイアですよ((( ;゜Д゜)))
作者の視点とセンスに脱帽。無機物に転生という異色ながらここまで物語が展開し、魅力的なキャラクターを生み出し、そして何より主人公のポジティブシンキングも面白可笑しく活かした作品だと思います。主人公のレベルアップやかわいいヒロインという王道を歩みつつ、クスッと笑わせてくれるネタや自動販売機の雑学なんかも盛り込んだファンタジー。普通の異世界転移モノに飽きた、という人にも楽しんでもらえるだろう物語としてオススメできます。
人外転生(龍とかゴブリンとかスライム)ものを探してた時に目にした自動販売機に転生した物語。正直内容がさっぱり想像できない。プロローグでその鉄の塊はシトウアイアンキという魔道具らしく少女に背負われ砂漠を移動、なるほどわからん。読み進めていくうちに加護を上手く活かせてなかった少女と自動販売機の愉快な冒険が幕を…そういえば転生したらダンジョンだった、最新話まできてもダンジョンからまだ一歩も外に出ていない、引きこもり主人公。階層ごとに街があるので引きこもり感は0だけど。自動販売機なんて普段目にする飲み物系、タバコ、食べ物、お菓子系、アイス、観光地のカメラくらいかと思ってたが、この物語を読んで世界にはすごい種類の自動販売機があるのだと感心しました。これを読んでみんなで自動販売機マニアに…ならないですよ、ちょっと興味が湧いただけ。片足突っ込んでなんか無いんだからね!
自動販売機販売機マニアが、自動販売機に転生いたしました。 はい、幸せそうですね。そんな感じで始まったのですが、その後ハッコン(自動販売機)が出逢ういろいろな人たちが、皆さん個性的で暖かくて、可愛いです。ハッコンも自動販売機として日を重ねていくとどんどんみんなから愛されて、みんなの支えとなってかっこいいです。自動販売機=その辺にあるもの→かっこいい読み進めていくと、ちょっぴり恋愛成分が入ってきます。あと、ショタコン&お姉さま受けの良さそうなキャラも出てきます!『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』必見です!
自販機マニアの男は、死して自販機そのものとして異世界に転生した。しかし定例文しかしゃべれないわ、まともに動けないわ新たな人……自販機生は初っ端から前途多難。幸いにも自身を背負うことのできる少女と出会い、彼女と共に迷宮を巡る様々な騒乱に巻き込まれるのだが……メタ異世界転移やら畑転生やらテンプレいじりに定評のある作者の最新作。利用できるなら何でも利用しつくす主人公、互いに舐めプなし・容赦無用な敵味方、明るさの中に見え隠れするシビアな世界観、テンプレ属性をぶっちぎる変人奇人など過去作に共通する作風をより昇華する形で継承しているといえる。自販機マニア故の矜持や自身の痒い所に手の届かない能力に対して四苦八苦しながら、多種多様な解決案を繰り出す主人公を見て思う。リスクも精神的制約も何も束縛がない万能の力(チート)こそ、逆に未来への拡張性が全て閉ざされた最も不自由な制約なのではないかと。
この小説を読んでそう思った方は多いのではないでしょうか。私だけではないはず・・・そうですよね。 異世界に自動販売機として転生した主人公。コミュニケーションの手段は自販機の「いらっしゃいませ」などの定型文のみ。かつてここまでハードモードな転生があっただろうか。 しかし、そこは人外転生に定評のある作者様。縛りプレイをものともせず、個性的な主人公、脇を固める魅力的なキャラクターを作品に息ずかせてくれています。 読み進めていくうちにあなたは気づくでしょう。自動販売機を見る目が変わっていると。 斜め上をいく作品が読みたい方必見です。