評価:★★★★☆ 3.5

 公立東雲(しののめ)高校は今年も忙しい季節が近づいてきた。
  この学校の生徒会制度は少し特殊だった。会長の人気が落ちた時、生徒会が不正をした時、会長が解散命令をだした時、そして任期が終わった時、会長をもう一度決めなおすのである。そうして会長になった人が副会長、書記、議長などを任命していく……そういう制度なのだ。
  毎回生徒会を決める際の衝突・混乱・揉め事の起こる数は凄まじかった。
  そんな高校だからこそ、こんな部活ができあがったのだろう。
  裁判部である。
  普段は刑事裁判や民事裁判を想定して役割を分担し、争うことを目的としたこの部活であるが、学校内で起きた問題の調停なども請け負っている。
  そんな裁判部の年に一度の最大イベントは生徒会裁判!これは生徒会立候補者に一人一人弁護士がついて、裁判形式に則ってディベートをするというものだ。
  最初は人気を集めるためのパフォーマンス的目的として作られたはずのこの制度は、今やライバルの人気を落とす為のものと化していた。そしてこの生徒会裁判は誰が呼んだか揚足裁判と呼ばれるようになったのだ。

自サイト薫風からコピペです。


話数:全17話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象