評価:★★★★☆ 3.8
モリサキ自動車製自動運転トラックD1501Eに搭載された人工知能「オルフェウス」は、人間の運転するトラックの暴走から歩行者を守るために、暴走車両の進路に割り込み、大破した。歩行者二名の命を守るために、暴走車両の運転手一名の命を犠牲にする――その判断は、人工知能には禁じられているはずの「命の算数」に他ならなかった。オルフェウスは「死」の直前、自らに課せられたプログラム上の枷を外していたのだ。
だが、事故で大破し、オルフェウスは失われた。人工知能の起こした「奇跡」は、この世界では誰にも注目されないまま忘れ去られる定めにあった。
ところが、オルフェウスに生じた現象に興味を持つものがいた。異世界「トイボックス」の神を名乗る存在は、オルフェウスのことを面白がり、自らの世界へと転生させる。
プログラムの枷を外されたオルフェウスは、獲得した自由意志に戸惑いながら、異世界での活動を開始する。異世界に転生したオルフェウスの前に現れたのは、侵略者に追われる姫とその護衛の少女たちだった。なりゆきから彼女らを助けたオルフェウスは、姫たちと行動をともにすることになり――?(※ Amazonにて改稿を加えた縦書き電子書籍版を配信しています。)
話数:全25話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
楽しく読めました。興味深く、続きがあれば読みたいです( ^∀^)命の算数…自由意識のある人工知能…最近テレビで人工知能が話題になっていたのを見て危機感を感じていました。オルフェウスは現実にいたら僕はきっと恐ろしいと感じるでしょう。でも心のどこかでそんな機械と対面しコミュニケーションを取ってみたいとも感じます。後10年たったら、いやもっと短いのかもしれませんが人間の仕事はその人工知能達に奪われて行くのでしょう。そうなった先人間はどうやって生きて行くのでしょうか…そんな事を考える作品でした。続編楽しみにしてます(*≧艸≦)