評価:★★★★☆ 4.1
自称:素敵なラーメン屋さん(♂)。屋台を引いて今日も行く。会話文のみの、超ライトなファンタジー短編の連作。24話目「泣き虫男子高校生、再来店!」25話目(終)「メンマ好きは遺伝でしたか元王様と王妃様、来店!」 ※ありがとうございました!! シリーズ登録しましたので、よろしければそちらもお召し上がりください。
話数:全25話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
ありとあらゆるところに突如として現れるラーメン屋さん。魔王城だったり森の中だったり異世界だったり。どうしてそこに現れることが出来るのかなどは一切描写がありません。でもそこが面白いのです。会話だけで進む物語なので読みやすいです。一度読むと最後まで一気に読みたくなると思います。ラーメン食べたくなりますよ!
様々な世界が、交わっているのか、それともねじれの位置にあるのか、それは全く解らないですし、このお話の場合解らなくてよいのだと思います。皆、ラーメン屋の店主が作るラーメンに夢中になる、そのハマり方がマニュアル的ではなく、一人一人が本当にファンタジー的なリアルさだがリアルで台詞のみの作品だというのに読ませてくれる、魅せてくれる、それが心地いいのです。ワンパターンになってしまってもおかしくないこのお話が、登場する人間の数だけお話があるんだよ! と言わんばかりに主張してくれるのが良い感じで、良い文章と知り合えたなぁという感動に満たされます。地の分が無かったという事すら、初読の時は気付かない位にのめり込んでいたのですが、再読して時の分が無いだけでなく余計な説明文もないという事に驚きました。※空腹が刺激されるのでダイエッターはダイエットが成功するまで読まないほうが良いかもしれません
安心して読めるほのぼの癒し系コメディなので、眠る前に読みたいんですが、読んでるととてもラーメンが食べたくなるので、ごはん前に読むことをオススメします(笑)都市伝説のごとく色んな所へ出没し、魔王や勇者から超能力者の女子高生まで色んなお客さんへラーメンをふるまうお話。「うーまーいーぞー!」と全力で喜びながらラーメン食べるお客さんたちの反応がかわいいです。この屋台の客になりたいと思ってしまいます。
異世界とか現代に似て微妙に違う世界とか宇宙とか、そんなトコに現れてはラーメン振る舞うラーメン屋台のお話。魔王城の中とかどうやって訪れたのかとか、そういう細かい話はいいんだよ! と言わんばかりの勢いで、というか登場人物自体が突っ込んでますが、まあラーメン啜りながら屋台の親父(若い)と客とのトークが繰り広げられます。地の文無し、台詞のみですが、大変面白いです。