評価:★★★★★ 4.5

 『 紅の挽歌 』

 人気ミステリー作家の遺作となる超難事件を解決してから、ちょうど丸二年が経過した頃、出版社にて、お蔵入りさせていた作品を、何者かが盗み見たことが判明した。

 世間的に死去したことになっているミステリー作家(九条大河)の素顔を暴くため、何者かが個人探偵を雇って川上真澄の素行調査を行い、その行動を出版編集者兼亭主である柴田智大が突き止め、佐久間へ相談した頃から、事件はゆっくりと動き出すのである。

 事件は前回と同じく、手紙による犯行声明文から発生する。
 文豪の作品だけではなく、文豪の師匠でもある九条絢花作品をも利用し、世の中を混沌の渦に巻き込む計画であった。

 互いの知能指数を推し量りながら、次の一手を読み、攻防を広げる佐久間と犯人。舞台は、新天地や旧舞台に跨ぎ、真相へと導かれていく。

 真犯人の心を最期に読み解いた佐久間の心境と行動とは?

 前回の宿敵であった九条大河とタッグを組み、より複雑化した新たな難事件を紐解き、真相究明を進めることが出来るのか?

 川上真澄と繋がりが深くなる作品。


話数:全46話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象