評価:★★★★★ 4.5
これはある年のエーデルワイス団の物語である。
熊本市内の私立高校に通う平凡な少年、米島涼は楽しかった幼少の思い出を犠牲にして中学時代の辛い記憶を意図的に忘れ、友人の土谷大地と彼の幼馴染である木崎美紀と平穏であるが同時に退屈で怠惰な日々を過ごしていた。
そして二年生の夏休み前のある日、転校生の美少女――草原葵がやってきてクラス中が色めきたつ中、涼は卑屈に構えていた。
しかし、ひょんなことから涼は草原葵と付き合うことになり、学校の生徒の間だけに秘密裏に受け継がれてきた秘密結社エーデルワイス団の存在が涼の青春と運命を大きく変えるのだった。前作『最後の夏のエーデルワイス』の数年前のお話しです。
『最後の夏~』を未読の方でも楽しめるように書いております。
話数:全32話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
∀・)ボクは関連作である「最後の夏のエーデルワイス」を読んでから読ませていただいたのですが、これはその作品を読まなくても充分に楽しめる作品です。それをまずはお伝えしておきます。しかし最後の夏のエーデルワイス」を読んだからこそ味わえる感動もまたあります。そのこともしっかりとお伝えさせていただきます。∀・)本作は甘酸っぱい青春群像劇だと言っておきます。あの年頃だからこそ素直になれない少年と少女。しっかりと堪能してください。もしあなたが10代を生きる人間ならば、なおさら心に響く名作です。ひと夏の思い出を貴方(貴女)に――