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 鳥の翼を持つ人々、翼族。自らの翼と、空に属することとに強い誇りを抱く種族だ。
 翼族の国の皇太子という立場に生まれてきた少年カイと、その補佐官となるべく生まれてきた無翼の少年神官ハル。二人は十三歳になり、翼族のしきたりでは成人を迎えた。
 翼族の子供は、成人するまで自由に翼を使うことを許されていないが、カイは、自分が自由に翼を使えるようになって、初めて「ハルに翼がない」ことの真の意味を理解する。それまで自分と同じように育ってきた幼馴染が、「無翼の翼族」であることの厳しさと向かい合って生きていかなければならないと悟り胸を痛めるカイ。何とかしてハルに翼を与えることができないかと考えるようになる。
 ある時、かつて砂漠に栄えたという無翼の人々の都の跡に、人工の「翼」が残されているかもしれないと知ったカイは、ハルを丸め込み、共に国を抜け出して、砂漠の廃墟を目指す冒険の旅に出る。
 しかし、実はその旅は、権威ある二人を利用し国に内乱を引き起こすべく、ある陰謀者が巧妙に仕組んだ罠だった。


話数:全32話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
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職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象