評価:★★★★☆ 4.1
生命線であるアルバイトをクビにされ、意気消沈の近藤光流。失意の彼が街を彷徨っていると――同じアルバイト先で働いている女子高生を見つける。
いつも張り付けた様に無表情で他人を何処か見下した様な態度から『鉄女』や『鉄仮面』、『鉄面皮』や『生意気女』と揶揄されていた彼女が、今はまるで恋人にでも会いに行く様なとても楽しそうな微笑みを浮かべていた。好奇心に負けた光流は、彼女の後を連いて行ってしまう。
そんな光流に気付かず彼女が行き着いた場所は、恋人が待つ豪奢なフレンチのレストラン……などではなく、なんと、墓所?!「ああ、見ちゃったんですね。仕方ない。でも、丁度良かったです。下僕を探していたので」
無表情で、てっきり他人になんて興味がないと思っていた彼女が実は暴君女王様?!
しかも――ツイてないのに憑いてる?!鏡の様に散らばる異世界と八百万の神々を巡る、クビから始まるオカルティックファンタジー!
【NEWS】
2/8 ☆ 500pt、100ブクマ、10000pv ありがとうございます‼
2/20☆ 20000PV、150ブクマ、700pt ありがとうございます‼
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
濃厚な文章、魅力的な登場人物、熱いバトル展開と三拍子揃った小説です。前半では主人公の光流の元に次から次へとトラブルが舞い込み、息をつかせない展開が続き、後半は怒涛のバトル展開で一気に読み進めてしまいます。読み応えがあり、読後の満足感は随一。綺麗にまとまっているにもかかわらず豪華なつくりになっている秀作です。
3ページまでしか読んでないですが我慢できずレビューします。当方時代小説の怪談モノが好きで宮部みゆき作品などよく読むのですが、この小説はそんな有名どころのモノと比べても遜色のないほど圧倒的な描写力、言葉の取捨選択、一文ごとに変わる表現方法の多彩さなど、読んでいて震えが出るほどです。まさかこれほどのものに なろう小説で出会えるとは思っておりませんでした……普段はもっぱらハイファンタジーばかりなのですが、別ジャンルも開拓せねばと思わされる作品です。まだまだ序盤ですので小説の内容は語れませんが、1ページ目から心を奪われる事を約束いたします。読まねば絶対後悔しますよ!! いやマジで!!
この作品では、主人公のバイト先の《鉄仮面》、《鉄面皮》と呼ばれる少女がなぜかウキウキで歩いているところから始まります。ウキウキの理由が気になった主人公が彼女の後についていくと……!ネタバレになるのであらすじはこの辺で。この作品は何と言っても描写力、語彙力が凄い!完全に一般人の域を超えています。それはただ難しい言葉を並べるのとは違う、まるで頭の中に情景が浮かんでくるような感じです。人によってはかたい文と感じるかもしれませんが、是非、一度読むことをお勧めします!
他の方もすでに書かれていることですが、この作品の魅力の一つは描写力の高さにあります。いま物語の中で起こっていることが、あたかも目の前で起こっているかのような臨場感を持って、鮮明に浮かび上がってきます。 これは単に戦闘描写や情景描写の巧みさだけでなく、物語の「引き」を作る上でも、非常に有効に働いているように感じました。 サスペンス調で序盤から謎がどんどん提示されてくる作品なのですが、下手をすればストレスにもなりかねないそれらを上手く描写することで、読者の好奇心を刺激し、先へ先へと稿をめくる原動力として機能しています。 一話一話の分量もちょうどよく、上記の引きと合わさって、サクサクと「読まされてしまう」作品。これを作者さまが狙ってやっておられるとしたら、もはやアマチュアのレベルではないと感じました。 あらゆる意味で参考になる、お手本のような作品。 是非、一度お目通しを!
この小説はチョイスされている語彙が少し難しめです。普通の小説であればこの時点で自分の中で減点が入るのですが(←ただの好き嫌い) この小説に限っては少し難しい語彙をチョイスしておくくらいがちょうどいいのです。それはなぜか、一言でいうのであればそういう世界観だからです。小説も所詮は芸術作品ですから、その表現の在り方は多種多様だということですね。正直これを素人が書いているというのは驚きました。この豊富すぎるボキャブラリーは一般人の枠を超えています。自分的にはあと少しひねって、あえて描写を減らしてみるのもありだと思いましたが、自分の書く小説ははるかに劣ると思いますので口出しはしません(笑)将来的に非常に楽しみな作者様ですのでご一読お願いしますm(__)m
本作の主人公は、バイト先の鉄仮面や鉄面皮などと揶揄される、少女の意外な側面を目撃し、ついつい好奇心に負けて、彼女の後をついて行ってしまうのだが……。と言うところから物語は本作は始まっていきます。しかし、何と言ってもその見どころは豊富な語彙力による圧倒的な臨場感!人によっては進行が遅いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはスルメの様にしっかりと噛んで読み味わう作品だと思いますので、お時間があるときにどっしりと腰を据えて黄昏の世界を歩いてみるのはいかがでしょうか。
『鉄仮面』や『鉄面皮』と呼ばれるアルバイト仲間を持つ光流。彼はある日、そのアルバイト仲間がルンルン気分でスキップしている様を目撃してしまう。彼女をそこまで喜ばせるものは何なのか。たったそれだけの好奇心で光流は彼女を追跡していった。しかし、その女性が最終的に辿り着いたのは平将門の墓地で……。この小説、まず特筆すべきはその突き抜けた文章力でしょう。映像が浮かんでくるだけでなく、その場の空気や温度まで感じられるような力強さがあります。基本的に展開はゆっくりです。しかし、それを感じさせないくらいに読み手の読書欲を刺激する構成力、描写力がこの作品にはありました!間違いなく名作、傑作、鬼作であります! ぜひ読んでみてください!
飽きのこないストーリー、そして自分的には戦闘描写がすごく好き。 グロさの中にもグロいだけではなく、なんていうか綺麗に書かれているので、後味が悪くないというか。シリアスなストーリーの中にはついつい笑ってしまうところも組み込んであり、それが読者を離さない秘訣かなと。出てくる登場人物たちはみんな個性豊かで、その人物たちが作り上げる物語に思わずのめりこんでしまい一気読みしてしまいました。みなさんおっしゃっておりますが、先がどうしても気になり、離れられない。名無しさんの世界観は面白い。 そしてその世界を文字にして、ここまで伝えることができる描写は素晴らしい! 是非読んでみてくださいね! 勉強になりました!
戦国時代の姫武将(?)がタロットの精霊として出てきました。珍しいなぁと思いました。タイトルから和風ファンタジーかと思いきや、金髪青目のお嬢様な悪霊、本物のイギリスの貴族のお姫様、そして先生など西洋的な登場人物が沢山出てきました。次に出てくる転校生もどんな子なのか楽しみで仕方ありません。十中八九濃いキャラなんでしょうけど(笑そんな、様々な要素があれど喧嘩しておらず、かといって詰め込みすぎという訳でもなく、巧みに調和させて書かれています。バランスを取るのが非常に上手な方だと思いました。応援しています!
次の展開がまっったく読めないです!だから面白い♪ツギクルジャンル1位も納得な感じです。内容もどストレートなファンタジー路線だけど、そこに怪談や作者サン独自の敵とか設定が絡んできてて、面白いです♪得体のしれない強大な敵や謎の探偵さん、ツンデレヒロインにゆるっふわーい天然美少女・・・ってもうおすすめ要素しかないですよ!ファンタジー好きはほんとに必読です!