評価:★★★★☆ 4.4

歴史は、時に大量の血を欲する。
フランスのヴァロワ王朝末期。カトリック派とプロテスタント派が、激しい宗教戦争を繰り広げていた16世紀こそ、フランスの大地が赤く血塗られた時代だった。

プロテスタント派の貴族の子マクシミリアン(後のシュリー公)は、恩義あるナヴァール女王ジャンヌの遺言に従ってジャンヌの息子アンリ(後のブルボン王朝・初代国王アンリ四世)に仕え、プロテスタント軍に加わることを決意する。そして、アンリの妹カトリーンに恋い焦がれ、彼女を妻にするために大貴族に出世するという野望を密かに抱いた。
しかし、そんな時、フランス・ヴァロワ王家とカトリック派が結託し、聖バルテルミーの虐殺を起こす。大量のプロテスタントが惨殺されていき、その虐殺の魔の手はマクシミリアンにも迫りつつあった……。

これは、宗教戦争の動乱を戦いぬき、やがてブルボン王朝を築くことになる大王アンリ四世とその腹心シュリー公(マクシミリアン)の愛と野望の物語である。

彼の行くところ、恐怖がついてくる――世の人はシュリーのことをそう噂し、恐れおののいた……。

※物語内では、残酷な描写が多々あります。苦手な方はご注意ください。
※主人公の呼び名は、少年期:マクシミリアン→青年~壮年期:ロニー(男爵)→老年期:シュリー(公爵)と変わっていきます。
※カクヨムでも掲載中。(すでに完結済)


話数:全39話

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録