あたらしくうつくしいことば 完結日:2017年6月27日 作者:石川博品 評価:★★★★☆ 4.4 木之瀬紗雪の通う女子ろう学校にまったく別の手話を使う学校からふたりの転校生がやってくる。紗雪はことばを理解できないながらも、彼女たちのお嬢様らしい雰囲気についつい見とれてしまった。 ある日の放課後、図書館にいた紗雪は転校生のふたりが書架のあいだでキスしているのを目撃してしまう―― 話数:全6話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 女主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 学園 手話 注意:GL なろうで小説を読む
百合に分類される小説、実ははじめて読みました。作者の石川博品さんといえば「後宮楽園球場」でファンに「もうあなたはそれで良い」と思わせてくれた人と言えば良いのか。私の中では「メロディ・リリック・アイドル・マジック」でとにかく文章の天才と思わせてくれた作家さんであり、「先生とそのお布団」で「先生ィィ」とこみあげる涙をかみしめさせてくれた方なんですが、もう、天才なのはわかるのに人に薦めようとすると途端に語彙力がなくなる作家さんでして……。この作品も「文章も内容も良いのにあとひと押し」と思いながら最後まで読んで「ほらきた、やっぱりあとひと押しきた!!」読んで良かった!という作品なのに、人に薦めようとすると、ほら、語彙力。ご本人が意図されてかはわかりませんが、どうしてもコアなファンを掴みに来てしまう、この魅力にとらわれたい方へ。とにかく百合が好きだ!という方にもオススメします。