評価:★★★★☆ 4
双子の兄妹大和と椿は突然異世界に召喚されてしまう。
それは行方不明になった王女を呼び戻すためのものだったはずが、二人が呼ばれてしまったのだ。
祭の際、王族の血筋の女が巫女として詠を捧げなければならない。さもなくば神との契約が途切れ異界と繋がってしまうのだという。
王女を呼び戻すことが不可能になったため、王女と瓜二つだという椿は囮の身代わりとなる。
敵をひきつけ巫女候補を守りつつ祭の開始を待つのだが、その裏では祭りを台無しにしようとする企みが侵攻していた。この作品は以前別名義で「身代わりトリップ」という名で掲載していたものを改名し再投稿したものです。
話数:全19話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
深夜二時過ぎ、半身浴しながら30分ほど……軽い気持ちでした。防水スマホで風呂に浸かりながら30分ほどの読書はいつものことなんです。 いつも通りの夜、いつも通りのなろうだったのに…… ぎゃー気が付いたら明け方四時ですよ。明日(今日)も仕事なのに! 一息でした。一気に物語の世界に引き込まれ、後はただただ夢中で十九話を読み終わってました。 ありがとうございます。巫女と剣士の物語、堪能しました。異世界転移の傑作では無いでしょうか。 最後まで時間を感じることなく一気に読んでしまい…大満足です。 ただ、ひとつだけ…続編は無いですか? 自重しない妹と、頭の痛い兄の物語を僕らはもっと読みたいのです。
かくしてエンピツ、エンピツケズリ、ケシゴム、クリップ、などの品物がお役所御用達となり城で普及し、やがて国内外に広がっていく事となるのはもう少し後のことである。 椿の言い分──「だってー、無いと不便なんだもの。兄さんだって助かったでしょ?」(第11話「大和の価値」より) とても、テンポのいい作品です。 およそ6万文字のなかに、起承転結、異世界転移ものの楽しみ(現代知識で異世界を変えていく)、目が覚めるような伏線回収――物語なるものの醍醐味がギュッと凝縮されています。 読み始めれば、一気に最終話まで辿り着くことでしょう。(いますぐ読むのです、読まないと後悔しますよ!)
物語が終わってもなお、もっと読みたいと思わせてくれる作品。 それは決して消化不良なのでは無く。どんな展開を見せてくれるのかが気になるという想像の出来ない未来への憧憬。 登場キャラクターに役割が明確に在り、行動の理由がしっかりとしていて納得のいく展開を楽しむ事が出来る。 現代→異世界という事もあり価値観の違いなどもあり、そうした部分もこの19話の中で成程と思わせてくれる。 読もうと終わったら読み終わっている。時間が過ぎるのが早過ぎる作品。