評価:★★★★☆ 4.1
様々な世界へ続く分岐点。そこには「安息地」と呼ばれる美しい場所がある。そして、その場所には「管理人」を自称する一人の少女がいた。彼女の名はカロン。己の罪業を洗い流すため、傷付き迷える魂を救う役割を担っているという。淡々と業務をこなす謎めいた彼女の正体は――乳の神ボインプルンの眷属であり、ソシャゲにハマりすぎて低レアキャラを使い潰したおじさんだった。
※ボインプルンという単語が気に入ってしまったので、タイトルを変えました。
話数:全18話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:TS
約二年振りに再読したのでボインプルンの話をしたい。 主人公に対する最初の名乗りは『ソシャゲの神』、名刺には『乳の神ボインプルン』。そもそも表題からして『魂の管理人カロン、乳の神ボインプルンと安息地を作り出す』であるからには、ボインプルンの立ち位置はこの上なく明快極まりない。 ボインプルンがどのような人物だったかについては再読してようやく思い出したが、ボインブルンと言う強烈な人名は鮮明に記憶していた。何なら正式な表題も覚えておらず作品を指して『ボインプルン』と呼んでさえいた。青野先生ごめんなさい、何せ当方の記憶力はクソ雑魚ナメクジの部類であれば……。 稀に見る完璧な名付けですよ、ボインプルン。だって乳の神だぞ? ボインプルン以上に相応しい名前があるか? ないでしょ。ボインプルンと言う字面は文句なしに強く、顔よりも大きな乳を思い出させる響きがあるのだ。