逆鱗のハルト

有名に成りたいが今一つ実力の足りないとある伸び悩んだ中堅冒険者パーティーと全ての仲間を失い失意のどん底に落ちた２つ名持ちの天才双剣使いの女の邂逅から始まる王道ファンタジー数々の困難に立ち向かうも冗談めかしたりほのぼのとしながら成長して行くメンバー 個性豊な登場人物たちキツイ描写になりがちな場面も筆者の感性でマイルドかつソリッドに仕上がったバランスの良い作品でファンタジー初心者からベテランまで充分楽しめる作品だと思います。現実(笑)は非情であり踏み込むタイミング、受け流す剣の角度一つではらわたをぶち撒け隣の仲間の首が落ちる。だがそんな理不尽の中 抗い勝ち取る勝利に魂が震える のでは無かろうか？冒険とは未知との遭遇であり未知の敵 新たな仲間 戦う中で自身に芽生える新たな力 今まで味わった事の無い未知なる感情様々なものに出会い成長して行く事こそが醍醐味であり王道である

異世界転生、ハーレム、チート、と言ったなろうの王道に少し胃もたれ気味だった頃にこの作品と出会いました。主人公のパーティーはみんな少しの才能を持っていますが、それ一つで物凄く活躍出来る訳では無く、みんなが集まったからこそ十二分に発揮出来ている所が素晴らしい。周りの男性キャラが主人公を引き立たせる為のピエロじゃない所が素晴らしい。なろうを見始めたばかりの方は少し物足りないと思う方も多いかもしれません。でも、逆になろうにドップリハマってる方には是非ともオススメしたい。そんな作品です。

友情や努力といった普遍的な主題が丁寧に描かれた快作です。喜劇的表現が多く、あまり深刻さを感じさせない描写のため、暴力的表現が苦手な方や若年層にもお勧めしやすいです。主人公と仲間達が６年の下積みを経て大きく花開くさまは、見ていて清々しい気持ちになります。毎日投稿しているにも関わらず誤字・誤記が少なく、筆者の真摯な取り組みには頭が下がります。ポイントには表れていませんが、素晴らしいことです。一方、登場人物の感覚は現代的です。そのため読者層によって、共感しやすいと思う人と違和感を感じる人に分かれるでしょう。また、多くの登場人物の性格が優しいので、ストレスなく読みたい人には良いと思いますが、カタルシスを求める人には不満かもしれません。とはいえ、多くの書籍化されている作品より遙かに優れた作品です。一度読んでみてはいかがでしょうか。

“注意！ この作品は何処にでもあるような剣と魔法のファンタジーの世界で何処にでもあるような冒険者の主人公とそのパーティーのサクセスストーリーです。 この””小説家になろう””では数え切れないほどの作品に溢れ、その多くの作者さんがオリジナルな設定や武器を引っ提げて活動していますが、この作品はそれらをあまり重視してないです。 それなのに私はとても特別な感動を覚えました。 何処にでもあるような友情、努力、勝利そして成長と命の大切さをこれでもか！と魅せつけて来るのです！ そのお陰でサブキャラでさえもすごく生き生きしています。皆さんも主人公やヒロインよりお気に召すキャラも出てくるのではないでしょうか？ 文字数が足りない！！ 是非、皆さんも一度読んでみてください！”