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夏目漱石『こころ』の、そのさきの物語。私淑する〈先生〉から遺書を受け取り、臨終の父親を打ちやって東京へとむかった〈私〉。その長い遺書に書かれていたのは、肉親に裏切られ、親友Kを裏切って恋を手に入れた、先生の苦しい過去であった(夏目漱石『こころ』承前)。東京へ到着するとすでに先生の葬儀は済み、先生の妻〈奥さん〉一人がこの世に残されていた。「決して妻には見せないでほしい」と固く希望された遺書。そこに先生の叔父があらわれ、事態は転回する。宿を貸す〈私〉の友人〈H〉を通じてやってくる〈私〉の郷里からの手紙。奥さんは先生の死の真相について……。先生の死を自殺と伝えて、遺書を見せ、先生の遺志を裏切るか。それとも。そして彼らはこれから、どうするのか。――夏目漱石『こころ』(著作権保護期間終了作品)二次創作作品。原案作品を読了ののち本作をお読みになることをおすすめします。


話数:全13話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象