評価:★★★★★ 4.5
悪いが、この話は読んでいて面白いものではないと思う。
だから、合理的な展開やオチを求められたって困る。
起象転結なんてない。本当は始まりなんてない。終わりだってない。この物語は、いつまでたっても終わってはくれない。これは、僕の弱いところがたくさん詰まった、シオン色の思い出。
君がくれた、淡い薄紫の、あたたかい音色。僕は決して強くない。
君が笑っていてくれるから―――僕はきっと、強くなれる。
話数:全70話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
この物語は、絵を描く事が好きな青年が、とある女性と運命的な出会いを果たしたところから始まる。彼女に出会う前の彼は、生きる指標を失っていた。絵を描く事さえ、その時の彼にとって意味を成さなくなってきていた……。そんな時に出会った、一人の女性。柔らかく暖かな優しさを纏う彼女に出会い、彼は、絵を描く事の楽しさを改めて見出だしていく。……物語はそこからが本当の始まり。優しく青年を包み込んでくれる彼女には、とある秘密があった……。切なくて暖かい二人の物語。際限を見る事のない色と音で描かれる世界が、あなたを待っています。青年が想うこと。そして、彼女が想うこと。それを知ったとき、この物語の真髄が見えてきます。是非、お読み下さい。