評価:★★★★☆ 4.1
三十歳になっても野球を諦めきれず、俺――土浦大樹は会社の野球部に所属している。キャッチャーで四番で主将は大変だけど、それもやりがいがある。
会社の方針で野球部が廃止になると決まったなら、尚更な。最後のシーズンに悔いを残したくないし。
けれど試合で大怪我を負ってしまった。完治するまで六ヶ月? じゃあ俺は最後の公式戦に出ることさえ出来ないのか?ちょっとほろ苦くて、だけど一生懸命で。大人だって青春したい時もある。これはそんな物語。
野球ものシリーズ「君に届けるこの一球」の続編ですが、これ単独で独立して読むことができます。
話数:全9話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
「ネットレビュー大賞 応募レビュー」 野球しかない?んなわけないじゃん それでも?当たり前じゃんそんなカッコよく行かないのが人生ってわけでそれでもやってしまうこともあるわけで 後悔?するかもなあ。どっちを選んでも。だったら見せたい物があるんだ見せたい人たちがいるんだ生きざまってほどのもんじゃないけど勝負にかける想いってのも、まあ違うんだけど言葉に出来るくらいならやらなくても済むんだよだから、まあ、見てくれよ俺の人生で最大の悩みと迷いの結末ってやつを完全燃焼で存分に萌えさせてやるよ!!
この小説は、野球部のキャプテンが主人公になっているお話です。……こんなふうに書くと、高校野球を思い浮かべる方が、大多数でありましょう。ここでの主人公は、社会人野球の選手です。世の中一般的には、かなり馴染みが薄いジャンルです。でも、「え〜? 社会人野球なの〜? 高校野球のお話だったら読みたいけどなぁ〜」なんて思ってしまうのは、もったいないです。この小説をおすすめしたいのは、単に、自分が社会人野球のファンだからという理由だけではありません。「小説家になろう」ではあまり見受けられない、「大人の青春」を丹念に描いたお話として、ぜひ多くの方に楽しんで頂きたいのです。