評価:★★★☆☆ 3.2
巨大な体に繊細なハート。豆巻(まめまき)マルオはいじられいじめられ続けてきた自分の人生を変えようと、胡散臭い「元・格闘王」大橋モトオの突拍子もない誘いに乗っかり、遥かアフリカはドチュルマ共和国にて、最狂の格闘技ケチュラマチュラの頂点を目指す。伝承にかくあり。極東より来りし鋼鉄のオオハシ、奇怪なる技にて荒ぶるケチュラの王と成る。マルオ&モトオのオーバーラップしていく狭い狭い「世界一」を目指した男たちの物語。
話数:全16話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
豆巻マルオは屈辱に震えた。 カツアゲだ。 マルオは大学生。人一倍身体は大きい。しかし―― 〝気が小さい〟 子どもの頃からだ。 子どもの頃からこうなのだ。 一生自分はこのままなのだろうか? 恥辱に悶える―― 「君は逸材だ。それも『世界で一番』を狙えるほどのね」 その時、そう声を掛けてきたのが、汚ならしい謎の中年男、大橋だった。 〝ケチュラ〟 アフリカはドチュルマ共和国でおこなわれている格闘競技。 そのケチュラの才がお前にはあると、大橋は言ったのだった。 熱い、情熱の風が吹き荒れる―― 今、ここに、 豆巻マルオがケチュラの王を目指す闘いが始まる!! ケチュラマチュラ・ハヌバヌーイ・シラマンチャス!!
主人公はさえない大学生で、女ともつきあえず、やんちゃな奴らからカツアゲをくらう毎日で、絶望していた。そんなときに、ふとしたことから、ある男と出会う。その男の強引な勧誘に負け、一緒に酒を飲むと……。 どこかの国で、謎の武闘大会が開かれるという。もし、トレーニングを積んで、そこで勝つことが出来たら、英雄になれるのらしい。おまけに、主人公には素質があるのだという。 自分はたんなるデブなので、そんな自分にできるわけがないと、断るものの、男の熱い言葉によって、目が覚める。「やったるでえええ! ウジウジ生きるより、スカッと死ぬさ!」 さあ、主人公の運命はどうなるのか、光り輝く英雄の道か、それとも……。