評価:★★★★☆ 3.9
創世の時代、『闇の神エントロピー』は、光の女神率いる五大神との戦いに敗れ、封印された。
そして千六百年の時が流れ現在、闇の神は封印を解かれ復活する。自由となった神は別に復讐とかする気にもならず、他にやることもなかったので人間に転生し、人の生を楽しむことにした。
闇の神の魂を得て生まれた人間『クロミヤ=ハイネ』は、人間でありながら暗黒神の能力と記憶をもつ最強の存在。
モンスターと戦う勇者を助けたり、人を支配しようとする別の神と対立しながら、世界をよりよくしようと奔走する。
※ご報告 HJ NOVELS様より同作品の書籍が発売中です! これも皆様のご愛読と応援のおかげです! 本当にありがとうございます!
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
世直しと題名にあるのに序盤の騎士団勧誘受けるのはどうかと思う。誰がどう見ても一方的に騎士団の行動で迷惑受けているのにその騎士団入る意味がわからん。後半何かあって騎士団入隊ならまだわかるがあの流れからの騎士団入隊は面白味がない。第一家族に危害を加えた騎士団に入隊とか世直しって言葉はどこにいったんだって話です。題名詐欺って感じでその話のところで読む気が失せました。
主人公が最強の紙と言う設定なのですが、その神視点の言動が神っぽいのが個人的に良かったです。それ以外の神も含め、神らしさがあると言う感じ。そして人間へと転生した為に人間の感情も持っていると言うのも良い。主人公は死なないと分かっているのにあえて死んだ様に見せる中途半端な主人公退場も無く、とても面白かったです。なろう小説を読み漁り、1年程経ちますが初めてレビューを書きたいと思いました。ありがとうございます。
「現実→異世界」という転生物語が多い中で、「異世界→異世界」という同一世界で時代を隔てた転生物語に惹かれました。 元・闇の神のハイネが人間に転生して人間の中で育ったことで両方の感性を持ち、神の視点からも人の視点からも物事を見られるというのが特徴で、彼を軸として勇者である女の子たちがそれぞれ抱いている想いが噛み合い、手と手を取り合っていく様がお見事です。 また、彼らが立ち向かう神々の思惑はあまりにも純粋すぎて更なる災いをもたらし、人間も新世代へと向かう中でそれをよしとしない勢力がいて一筋縄ではいかない様子。そんな中でハイネや勇者たち、そして彼らに惹かれて共に進む人々は強い意志で向きあっていきます。 新しい時代を切り拓いていく彼らの物語は、読んでいるこちらまでワクワクしてくるほど。今後も楽しみな一作です。