オール1から始まる勇者

ステータスがオール１の時点で勝負にならない。まず体力１でまともに動けるわけがないし技術が１では武器での攻撃もまず糞であり防ぐことも出来ないし受け流すことも出来ない。HPが１はまあ一回攻撃受ければ３秒で霊体が再復活出来るけどそんなので戦闘は難しいかなと。普通に戦えるレベルなら３秒あれば攻撃受けるし刃物等が刺されたらもお負けレベル。まあ色々と無理があるな他の人のレビューにもうなずける。あとM気質があるのは個人的に引く。

個人的にはラストがキレイに風呂敷をたたんで終わったというそれだけで高得点。設定について感じたこと。初期オール1は非常にいい設定だけどステ振り自由というチートを与えられた理由が弱い気がした。同様にオール1になったもう一人がボス登場かと思ったらそんなことはなかった。霊体のHP1活用はなるほど！と感心しました。後半は素の肉体が強すぎて霊体設定が死に気味かな、と。後は他の方も述べているように二部？妹編があること自体が冗長かなあ、と。蛇足とも言い難いのですが、あくまで主人公視点で進んできた読者に混乱を与える可能性が高いかな、と。しかし最終的には二つの視点がシンクロしてなるほどと思わされましたし、それなりの文章量の作品を完結させられる作者だと感じた。

第１章の内容は充分面白いです「王女とかステータス見えるなら、３人のステータス見て３の倍数の奴探せば良いのに」とか、所々の突っ込みどころはありますが、許容できるくらいの勢いで読ませてくれます第２章に入ると我が儘な妹が出てきて面白く無くなりますどれだけ説明しても「そんなの関係無い、私は迷宮に入る」の繰り返し可愛げも無く魅力も無いのに「妹視点」がどんどん続く流れ敵に助けられるシーンが出ても反省することは無いでしょうね第一章で終わらせて、外伝なりで別の話とすれば良かったと思います

ステータスオール1スタート。期限は１ヶ月。強くならなきゃいけない。の割には主人公は全く危機感が無いのか、無駄な行動しかしてません。仲間は良いとしても、１ヶ月でひたすら鍛えなきゃいけない、それなのに街でブラブラする、学園に期限付きで入る等と、設定を無駄にしてる感が凄い。その為、今後どう進んでもご都合主義展開にしかなりません。設定を鑑みれば、展開次第でとても面白い、良い作品になりそうなので、現状物凄く残念です。