評価:★★★★★ 4.5
僕は、蝉時雨の中、汗を拭きふき坂道を家に帰って行く、犬のジョンが庭先でワンワンと僕の帰りを喜んで迎える
ジョン!ただいま、!待ってろすぐ餌を持ってくるからな高度成長期に育った少年3人の物語です
その3人の子供の頃の夏休みを中心に起きる冒険。また大人になっていく過程で起きる日常を描く。ひとりは博士となりもう一人は高校野球の監督となり、そして主人公はミュージシャンとなる。さまざまな人間模様 。懐かしさや感動が湧いてきます。泣けます。フォークソングの好きな方必見です。
話数:全8話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
・切り口が新鮮なノスタルジック小説で、最初から最後まで、ストーリー展開が面白い。 ・脚注の「読めば誰かに会いたくなる」の通り、埋もれていた自分の少年時代を思い出させてくれる。・自分にとってはノンフィクションと感じるほどリアル、少年野球も、秘密の山小屋も、鳥の罠も、これに「ウナギ捕り」があれば、私の自叙伝になる。・処女作だけあって、ストーリーの展開には、少し粗削りなところも感じるが、物語の骨格がシッカリしている点と、終わらせ方が、心地よい余韻を残してくれる。