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 プロサッカー選手を目指している幸田 栞は中学校へ入学したが、女子はサッカー部に入部できないため、憂鬱な日々を送っていた。その境遇を救おうと、栞の友達である森 香織は、仲良しの三島 葵と共に立ち上がり、とあるフットサルスクールを紹介するのだが、スクールは人数が少なく開講が危ぶまれていたため、香織達も入会することになった。
 スクールは半年間の期間限定であり、栞、香織、葵の他に、陸上部の谷崎 歩、一流企業の会長の令嬢、夏目 唯の五人が集まった。コーチは与謝野 明彦という昨年戦力外通告により、引退を余儀なくされた元プロサッカー選手の青年であった。
 栞以外が全員初心者であり、最初は何となく練習を重ねていたのだが、ある日行われた練習試合で大敗し、それぞれが思い悩んだ結果、少女達は変わり始め、冬に行われる最後の大会を目指して練習に励むようになった。明彦もそんな少女達の姿勢に応えるように真剣にフットサルを教えた。
一方、明彦も思い悩んでいた。少女達の姿を見て、プロに戻りたい気持ちと、コーチを続けるという狭間で揺れ始めたからだ。そして、その気持ちに結論を出せないでいた。
 大会当日がやって来る。少女達の対戦相手は、大江 恵という天才プレーヤー率いるエスペランサ長岡という女子高生のチームであり、実はこのチームは大会最強のチームであった。
 劣性を強いられ、一対二と一点のリードをされ終了間際を迎えた少女達は、一つの賭けに出る。それはチーム唯一のサッカー経験者である栞を前線に残し、残りの全員でエスペランサ長岡の攻撃を止め、カウンターを仕掛けるというものであった。
 作戦は功を奏し、少女達は最後のカウンターを行う。その結果、栞が同点ゴールを決める。この勢いのまま優勝するかと思われたが、試合ですべての力を使い果たした少女達は、PK戦の末敗れてしまう。
 敗れはしたが、熱い思いを胸に秘め、それぞれが新たな道へ進むことを決意する。


話数:全4話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
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時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象