縁側でひとやすみ 完結日:2017年8月13日 作者:黒田ちか(クロッチカ) 評価:★★★★☆ 4.3元バカップルの片割れが、恋も仕事もなくして茫然自失のまま都落ち。帰った故郷で、謎の猫やギフト持ちの幼馴染み、懐かしい人達に迎えられ、今まで知らなかった実家の謎と向き合うことに……。故郷で癒され、新たな道を模索しながら、もう一度恋を取り戻すまでのお話。 話数:全62話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 オカルト要素有り ざまぁ ジジイ 切ない 日常 書籍化 猫 注意:R15 なろうで小説を読む
恋愛や仕事、全てを失った主人公が故郷へと帰ることから物語は始まる。さまざまな逸話のある故郷、不思議な力を持っていた幼馴染、そして過去に自身も無自覚のうちにしていた不思議な体験、いろいろな事実を知り、落ち込んでいた主人公は暖かい触れ合いによって少しずつ癒されていくのであった。とってもほんわかする作品です!傷心中の主人公が人と人との繋がりによって前向きになっていくのがとても良い!そして基本的にはほんわかした雰囲気で進んでいくのですが、ちょっとした故郷に関する謎などがあり、謎解き要素としての面もあるのでそういったものも楽しめるかと!個人的には作中に頻繁に出てくるマスコットキャラの不思議生物が可愛いのでオススメです 笑読み終わった後ほっこりしたい人は是非一度読んでみてください!
主人公は泣き虫がそのまま大人になった青年・勝矢。ヒロインは最初と最後にしか出て来ない夏美。 物語の殆どが、失った愛にめそめそしながら、あんなことやこんなことがあった都会から故郷へと逃げだしてきた『都落ち』・勝矢に起こる不思議な日常と猫の大さんと現実的な生臭い事件と大さんとで占められている。 読後は、予定調和と言われるかもしれないけれど読み手が望む結末だから問題ない。 まるでジ〇”リ映画を見終わったような、そんな感じと言えば言い過ぎだろうか。 このお話は愛を形にしたお話。見えない筈のものを畏れる主人公は、夏美のとらえどころのない愛に項垂れ『都落ち』するが、見えない筈の形を持った愛に救われる。 いろいろな愛のお話。
最近、チート物やハーレムものばかりが目立っているなろうサイトですが、この作品はそれとも違う、男の成長物語を見せてくれました。ちょっと不思議だけれど心温まる作品です。現実にありそうでないようなこの作品は是非とも綺麗な映像で映画のように見てみたいと感じさせられました。また作品の流れも無理なくまとめられているように感じられ、中だるみすることなく読める作品でした。大変心温まる物語をありがとうございました。
主人公はそれはもういろいろな問題を抱え、そこからちょっと目をそらす所からスタートする。目をそらして少しうじうじというかモタモタ、ズルズルしましたが、どの問題もスッキリ納得のいく着地をしています。よくあるお人好しのお話のように“まあまあいいじゃないですか何もしないでいいです”というなあなあで済ませることはありません。私はホラーはとても苦手で、それこそホラー映画のCMを見ただけでペットを抱きしめないと寝れないようなやつです。しかしこの作品はわりとしっかりホラーしてるけれど猫が!大さんが!そこにいるから、安定剤のようなこの猫がいるから、鳥肌がたつくらいで済みました。大さんは偉大なり。とにかく主人公だけ蚊帳の外、何も知らないのは主人公だけ、ということがありません。スッキリ納得、ほっこりストーリーが読みたい方はぜひ読むべきです。
大さんと主人公のほっこり具合が好きです。日常で変わってくことがわかりやすくて、主人公の心情にも読み手が添いやすいのがすごいと思いました。優しい気持ちになれて前向きになれる作品で本当にお勧めしたいです。個人的におばあさんと大さんのちょっとした絡みが想像してもクスッと笑える感じが好きでした。恋愛に疲れた人がみるのもいいですね、素直に気持ち伝えるのはとても難しいけど大事なんだと改めて考えさせられる作品です。
語録が少なくてまともな感想なんて言えないのがすごく残念ですが、良い作品だと素直に思いました。特に女に騙された辺りなんかは元嫁に七百万ほどしっぽり有り金むしりとられた私の現役彼氏の話を彷彿とさせました。後、うちの彼氏も普段はわりと大胆なくせに、後から後悔して何故か急に小心者に戻る謎の時期があり、泣きまくる主人公を見れば見るほど彼氏に重なってしまったのです。まあ、流石にここまで落ち込み具合はひどくないし、ここまでの優柔不断っぷりは無いのですが…。なのでついつい感情移入して泣いちゃいました。私は薄情なもので3.4年前からなろう作品読み漁ってる割には読んでは次、読んでは次と感想やらレビューやら全然書かないのですが、これを読んでたときこれは書かねばならないと思いました。まだまだ書きたいですが文字数制限が邪魔で書けません、なのでここで終わります。有り難う御座いました。
“この作品は起承転結がしっかりとしていて、ストーリーも肉厚。主人公の葛藤や愛した人への思いも変わらず、よくありがちな””主人公が惚れた人とは違う女性のライバルキャラ””等も出さない読者にストレスを与えない作品です。恋愛作品でもありますが、少し不思議な幽霊等も関わっていて、まったりとしていますが少しもの哀しい作風となっています。なろうでは類を見ないしっかりとした作りで正直書籍化してほしいぐらいです。恋愛ものはちょっと、という自分でも読めたので自分と同じように恋愛作品が苦手な人でも楽しめます。読み終わった後の胸に残る喪失感はFF10をクリアした時以来なので凄く久しぶりでした。感想欄がなかったので、こちらの方に書きますが、久しぶりに良作品を読めて感謝の言葉しか出ません。最後にもふもふな猫が出てきます。猫好きな人にもオススメです。作者のもふもふのこだわりを感じる。”