雪空の蕗小人 完結日:2017年9月11日 作者:月城咲耶季 評価:★★★★☆ 3.9 北海道に暮らす高校生の晃一。彼の目には人ならざる者の姿が映り込む。神を導くと言われる神通力を持つ晃一は、お目付け役の八咫烏と共に神々を導き妖に追われる日々を送っている。 雪が降り積もる冬のある日、二人はフキノトウの名を冠する小さな迷子に出会う。 『星巡りの街』シリーズ。 話数:全7話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 アイヌ 人外 伝奇 北海道 和風 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
蕗(ふき)小人ということで、もう皆様ご期待どおり、コロポックルが大きく絡む物語です。舞台は当然、北海道。内容は、コロポックルに強引にせがまれて、主人公が彼の住みかを探してあげる、というもの。 ここでコロポックルと同等かそれ以上の存在感を放つのが、主人公の相棒であるヤタガラスです。感想欄では彼の動作がいちいち可愛らしいと絶賛されています。人間の姿をとって雪道を主人公と歩く →コロポックルに足にしがみつかれ転倒 →もっていたあんまんが雪道に投げ出されショボーン →のちの主人公の回想「カラスに弁当を持って行かれた子供のような顔をしていたな、カラスなのに」 こんな感じです。 この作品は、共通の登場人物をもったシリーズを構成する1本です。とはいえ、冒頭(プロローグの直後)で主人公の立場や力について簡単に説明されるので、この作品から読み始めるのでも問題ないと思います。