評価:★★★★☆ 4.1
無事、完結いたしました(17/12/01)。
俺は高級牛が特産品な辺境の村に住んでいるナイスガイ、一般村人少年のケルヴィンだ。
その日俺は、牛の餌にしている干し草を作ろうと、妹リーゼと村の緑地で草刈りしていたんだが、そうしたら、そこに空から翼竜型の魔物が飛来しきて――あっという間に一緒に作業していたオッサンを丸呑みにしちまった。
俺はリーゼの手を引いて逃げたんだが、逃げ切れなくなっちまってね、だから、俺たちを喰らわんと追ってくる魔物を足止めしようと俺は突っ込んだ。そしたら、片目は取れたんだが、結局ぶっとばされちまってさ。
あぁこりゃ死んだなって思ったんだが、その時、逃がした筈のリーゼが戻ってきて――結局、そのアニャングェラって名前の魔物は夢みたいに信じられない事にリーゼが倒したんだが……あいつ、なんか様子がおかしくて、おまけに「前世を思い出した」とか言い出してさ。しかも「戦乱の国に生きた武将でござった」とか言い始めて――俺は、もう、どうしたら良いのか、わからなくて……
俺の妹が、おかしくなっておかしな事を言い出したんですが、ただの一般村人の俺は、一体、どうすれば良いと思いますか?
話数:全55話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
世の中に転生物は数あれど、主人公が常人で妹が転生者ってのは珍しいと思います。しかもなぜか武士。ある日、突然のピンチにかわいい妹が 「兄上様、ご存命でなにより。されど、目の焦点が合っておりませぬな。急ぎこの……リーゼめが、お手当てをいたします」とか言い出すわけです。思いっきり吹きました。電車の中で。ほぼ出オチだと思いますが、面白いです。