評価:★★★★☆ 4.3
ガンタンは超一流の泥棒。ある夜、ガンタンは盗みに入った研究所から恐竜の子を連れて帰ることになる。ガンタンは恐竜の子にメイと名前をつけ、甘えっ子のメイの母親になって世話をする。このメイはダチョウの卵から遺伝子操作で誕生していたのだが、人の言葉をしゃべり、成長したら大型肉食恐竜になる恐竜の子だった。一方、生みの親である所長の文月博士は賞金三千万円をかけてメイの行方を探す。そんなある日、泥棒仲間のトウジとゲシロウが賞金目当てにメイを誘拐して研究所に連れいってしまう。メイを取り返そうとするガンタンであったが、腕利き警部のキサラギとのバトルあり、文月博士の娘であり助手でもあるヤヨイとの交流、泥棒仲間との涙あり友情ありの物語です。一話二千字程度。
話数:全20話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
もし、言葉をしゃべれる恐竜がいたら……? その恐竜が、ヒトの脳と心を持っていたら……? その恐竜に「オッカア」と思いこまれたら……? これは、浅はかな人間の知恵によって試験的に誕生させられた恐竜メイと、怪盗ガンタンのハートフルな物語だ。 クールな怪盗ガンタンが、だんだんと父性愛ならぬ母性愛に目覚めていくところは、どことなく宮部みゆき作「ステップファザー・ステップ」を彷彿とさせる。 成長するメイが自由に生きられる場所を求めて、ガンタンは、危険をおかしつつ連れて逃げようとする。協力者は子分の二人に、メイをつくった当の博士の娘であり、研究所に勤めるヤヨイ。 ガンタンとメイは無事に逃げおおせることができるだろうか?さらに心配なのは、博士の娘という立場で、泥棒たちと共謀したヤヨイ自身である。 まだまだ波乱が待ちかまえていそうなこの物語、次の更新が待ち遠しい。