俺の『鑑定』スキルがチートすぎて ~伝説の勇者を読み〝盗り〟最強へ~ 完結日:2017年11月22日 作者:すみもりさい 評価:★★★★☆ 3.9 天涯孤独の少年、メル・ライルートが15歳になって授かった固有スキルは、人や物の情報を読み取る『鑑定』スキル。 しかも幻のランク〝S〟をも超える、存在しないはずの規格外――ランク〝EX〟だった! 〝神の眼〟を手にした少年は、伝説の勇者の能力(ちから)を読み〝盗って〟、最強へと駆け上がるっ! 話数:全65話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 主人公最強 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 スキル まじめ 懐かれ体質 書籍化 獣人 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
面白かったです。何が面白いか、というのを話すと完全にネタバレになるので詳しくは話せませんが、主人公の手に入れたチートスキルを行使してピンチを脱出したり、全員が諦めていたことを成し遂げたりします。また、終始鑑定チートを中心に話が進みますので説得力を感じました。(とは言え、鑑定チート自体ご都合主義的な感じがしますが)惜しむべくはキャラの描写が甘めなところです。話の構成は良く出来ているだけにあっさりめな展開が多いのはもったいないと感じました。まとめると、異世界チートものとして高水準な作品と感じましたので迷っている方は是非とも読んで見てください!
全て見通す「神眼」の力で、蔓延る悪と戦う主人公「メル・ライルート」その能力は人や道具の情報を読取るに及ばず、読取った力を盗んで自分のモノに出来るというモノ。他人の力を盗む……人によってはコレを「ズル」と感じるかもしれない。でもそれは違う。メルの行動の原点「大切な人を助けたい」という強い意志、その為ならどんな方法も問わないという精神が作り出す「強さ」なのだ。メルは盗んだ力を安直に使うだけではない。他能力と併用したり、あえてマイナスとなる能力を盗み取ったりと、臨機応変な判断でバトル描写を盛り上げる。彼は能力を「パクる」のではなく「サンプリング」で新たな力を生み出しているのだ。テンポの良い展開に、個性的なキャラ達。この作品をタイトルで食わず嫌いしている方々には、序盤だけでも読んで欲しいと思うオススメ作品です。あ、入浴シーンもあります。