はじめての将棋 ババの手習い 完結日:2017年11月13日 作者:秋野 木星 評価:★★★★☆ 4.1将棋の話は数あれど、まったく将棋なんてやったことがない人にとっては、よくわからない世界なんじゃないでしょうか。 そこに一人の勇者が挑みます。 ババの手習い、とくとご覧あれっ! ※ この作品はアルファポリスにも転記掲載しています。 話数:全16話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 ギャク 初心者 挑戦 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
将棋に目覚めた木星様の勝負を一緒に応援しませんか?私は将棋を知りませんでした。楽しいの? 何か難しそう?と思っていましたが、この作品を読んで、丁寧な解説や想いが書かれているので、将棋を知らない方でも楽しめる内容となっています。宿敵、ダンナーに勝負を挑む木星様に声援を送りたくなります。一緒にドキドキしながらこの勝負の行方を見守ってみませんか?
このエッセイ、ある日将棋に目覚めた作者様が、駒の動かし方から勉強し、ダンナー(旦那様)に勝利するまでの将棋冒険活劇になっております。なにが面白いの?真摯に将棋に取り組む姿から垣間見える家族愛。日常を120%有意義に楽しむ作者様の姿勢。勿論メキメキと将棋の腕を上げて行く姿と、その興奮を伝える作者様のユーモラスな表現も見逃せません。昨今、将棋は人気のようですが、将棋がわからない方も有段者の方も楽しめる作品です。とにかく応援したくなるのは必然。そして応援した分、幸せのお裾分けも必然です。作者様は作品の最後でこのように仰っております。秋野はこの「歩」のように、これからも一歩一歩進んで行きたいと思っています。私はその一歩一歩を楽しむ作者様の姿が目に浮かびます。皆さんも人生を楽しむ秘訣を見つけに行ってみてください。将棋を指したくなるのも必然です。
最近「将棋」が良く話題に上り、ファンとしては嬉しい限り。将棋の作品は巷に多くあるが、本作は少々風変わりな作品。それは「駒の動かし方が分からない大人がやってみた」というもの。大体この手のものはどこかで頓挫するのが相場。そんなに将棋は甘いものではないからだ。だが私の予想を裏切るかのごとく、作者は研鑽を積み続けた。その姿は真摯そのもの。一行。「今日は勝てませんでした」一言。「今日は勉強ができませんでした」すっと読み飛ばしてしまうかもしれない。だが将棋を指す者なら、誰しもこの辛さが身に染みる。感想欄には多くの読者からの応援で彩られていた。日々試行錯誤する彼女の姿は、将棋を知らない人ですら声をかけたくなるのだ。「がんばれ」と。努力を継続することの大切さもはや使い古された言葉かもしれない。だが生まれた時から天才という物語より何倍も健全で健康的であるように私には思う。
将棋というと、難しい・お堅いなど、やった事のない人にとっては興味の引くゲームではないかもしれません。ましてやそれを書いたエッセイなど、面白いわけが…………って、ありましたよ!!ここに面白い将棋エッセイが!!進撃のババこと秋野さんが綴る将棋エッセイは、将棋を知らない人が見ても笑えるものです!一手一手に秋野さんの心情が描かれ、その心の揺らぎを見ているだけで楽しいという優れもの!これまで将棋の駒の動かし方すら分かっていなかった秋野さん。その勤勉さに、応援せずにはいられなくなります。宿敵ダンナー相手に目指せ一勝!!その瞬間を見届けたいと、我ら読者は進撃のババ様に釘付けになるのです!あなたも一緒に秋野さんを応援しようじゃありませんか!