評価:★★★★☆ 3.7
新番組予告!
指名手配中の凶悪犯を追いかける宇宙警察特捜刑事――
その大追跡は地球にまで及び、なんの変哲もないどこにでも転がっていそうな女子高生であるヒロイン・桜瀬七波はその大捕り物に巻き込まれる……!生死の境を綱渡りして、生き残った彼女の手には、何の冗談か地球の命運が委ねられていた!
人々の生きるエネルギーを総括する悪孔空間管理システム『Nadia』の介入権限を手にした七波。
人の未来にまで干渉し得るその力で、宇宙警察の刑事と共に、迫りくる犯罪集団『アイス・クリミナル』の魔の手から人々を救え!そして全ての事件の中で、七波は自分に課せられた物語を歩み行く……!
『Set up! Start your story!』
心で燃え盛る炎の煌き。それは人々に熱き連鎖を生む物語の口火となる!
『猛火のスペクトラム』
毎週不定期更新!
君の物語は始まっているか……!
※一人の少女から始まる、ヒロイックアクションストーリー。大人が楽しむ、日曜朝の子供番組のノリでお楽しみください。
話数:全88話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
最初から最後まで、読んだことのないストーリーで面白かったです。個性的な主人公は人間らしい部分も丁寧に描かれていて、勢いのある口調がセリフからよく伝わってきます。冒頭は省きますが、ストーリーが始まると少し残酷な場面があります。次第にコメディぽくもあり、シリアスな展開へと移り変わり、中身の詰まったお話でした。何よりも、かしゃり…が頭から離れません(笑)ハラハラしたい方は是非オススメします。
この小説は、最初から全力で異彩を放っている。 あらすじで特撮風味、1話でメタ気味のコメディ、時々シリアス。 そんななんとも言えない世界観が、そこにはあった。 どこから読んでも個性だらけ、キャラクターも物語も何もかもが常識を超えてくる。 あまりに個性が多すぎて、レビューの限界である400字ではとても語り切れないが、あえて一言でこの作品を言い表したとするならば、これが相応しいだろう。「気を付けろ、ここからは異次元だ!」
序盤から続く臨場感から、自然と文章を目で追っていました。質の高いラノベといった感じで、私はラノベはほとんど読まない人間ですが、ラノベが全てこの作品のように素晴らしいなら読みたいと思いました。主人公の女の子の言動や考えから若さが溢れており、主人公の抱えている悩みもこの年頃特有で、共感しやすかったです。キャラクターも個性豊かで朗らかな、愛すべき人たちばかりです。書き方に作者のこだわりがあり、作者の個性がよく出ている作品でした!
とても最初の表現が素晴らしいものでした!とても引き込まれてしまいました。一時間は集中して読んでいたように思います!これから小説を読もうと思っているなら、ぜひ読んでみてください。作者のクレイジーさがよく目立つと思います!これは良い意味でのクレイジーさが出ているように思います!なろうではなかなかない新しいジャンルの作品です!
まず、最初に言います。 第一話の唐突なメタの入りや独特のスタイルに驚いてブラバしてしまう人も多いそうですが、とんでもない! 雪乃府さんの作るストーリーは、どれも仕掛けだらけの物語。卓越した伏線回収が大きな見所なのですが、ここからすでに仕掛けは始まっているのです! テンプレの溢れるなろうと言う場所では、変化球は敬遠され易いようですが、新しい物を探している人も多いはず。ならぜひこの作品に触れてほしいところ! 伏線回収のみならず、描写の豊かさ、ギャグのキレ、真に迫る臨場感。いずれもプロを経験した方ならではの熟練した技術で、きっと読者を虜にするでしょう! そして全てのストーリーは最高の“熱さ”に集約します!この爽快感こそ、この小説の真の醍醐味! 特撮という、なろうでは珍しいジャンルだそうですが、誰でも一度は触れたことのあるジャンルかと! ぜひこの機会に読んでほしい一作です!
とにかく斬新で個性的、そして色々な工夫や遊び心が詰め込まれた作品です。七波の心の声や色々なキャラとの会話の掛け合いが特に面白いです!テンポの良さが漫才をしているかのようですし、シリアスな場面での緊張感は特撮ならではの臨場感により本当にハラハラしてしまいます。何故だろう?そう考えた時に台本形式がこの作品の長所を活かしているのだなと私は感じました。特撮やコメディーなどは読むのも良いですが、観て楽しんだ方がより臨場感やスピード感が増して楽しめますよね。台本形式がそれを可能にし、この作品は登場人物達を近くで見ているような感覚なんです!冒頭のメタといい、台本形式といい、読む人を分けてしまうかもしれませんが、ハマれば極上の物語に読者を引きずり込んでくれる。そういった作者のチャレンジする熱い気持ちや読者を楽しませようとする気持ちが凝縮された、なろうでも唯一無二の作品を是非一読あれ。
なろうではあまり見掛けない類の作品。作者さんの挑戦心がひたひたと伝わってくる。それは「小説家になろう」で公開しておきながら、「小説ではない」というニュアンスのことを書いてしまえる度胸にある。かと言って、読者を蔑ろにはしていない。コメディタッチな文章でクスリと笑えば、シリアスな展開にドキドキしながら読み進める。そんな飽きが来ない仕様となっている。きっと一話を読み進めた後、次も読みたくなるはずだ。あらゆるところで斬新なアイデアが光る。好き嫌いがはっきり分かれてしまう作品だろうが、一癖も二癖もある強烈な個性に魅入られてしまえば、とことんハマってしまう。間違いなく、なろうに新たな風を吹き込む作品で、作者様はなろうという場で創作においての一つの形を示していると思う。これからも更新をがんばってほしいと思う。少しでも多くの人の目に止まることを願って。
掴みの冒頭が特徴的ですね。読者を意識したコメディタッチな視点とは裏腹に、本編ではシリアスな部分もあり、引き込まれました。要所要所に作者さんの個性を感じました。冒頭に仕組まれた謎や伏線も期待感をそそりました。途中にで出来た、ゲフリーレンの研究内容である「悪」の解釈も、斬新なものでした。また、ローマ字で表現された宇宙人語(?)も、物語の非現実要素を現していると感じました。更新頑張って下さい。