お月さまが見てる

主人公の元に、それまで疎遠だった幼馴染が急遽帰郷してきた。 言葉では、面倒そうに振舞いながらも、２歳歳上の幼馴染の挙動が気になって仕方がない。 それなのに、思春期特有の恥ずかしさから、つい、冷めた態度をとり、夜が怖いと言う幼馴染をひとり突き放してしまった主人公。 ふたりのこころの距離は、これをきっかけにして、飛び越えられないほどに大きく開いてしまうのか？ 主人公の言葉次第で、その場を去ろうと意を決して、幼馴染が問いかける。 もう、ドキドキしどおしでたまらない。 いじらしいほどにかわいらしい。 そんなふたりの想いの丈を、頭上の満月だけが知っていた。 こんな素敵な雰囲気の物語は如何だろうか……。

幼馴染の彩綾が帰ってくる。その報せを受けた当時、就活中の和俊は苛立っていた。 何の気なしに引っ付いてくる、二つ年上の幼馴染。そんな彼女に悶々とする一方、就職への焦りや将来への思案に駆られていた和俊は、ついついつっけんどんな態度を取ってしまう。 ――だが、彼は知らなかった。彼女が、ここへ帰って来た理由を。彼女が抱えて来た、和俊への想いを。 激甘で甘々なラブコメを得手とする、なななん先生が手掛ける青春ラブストーリー。ちょっぴり切なくて、胸が苦しくなり、最後は砂糖が口から溢れ出る。そんな激甘で甘々の、糖分過多なラブコメ作品です。

和俊は自分の現状が処理しきれずに、屈折した想いを抱える高校三年生。突然そんな彼の下に、二つ年上幼馴染の彩綾が東京から帰省して来た。子供のようで大人、でも大人みたいで子供な彩綾の意味不明差に悪態を突く和俊は、それでもちょっとした言動から妄想が膨らんでしまうほどの男子真っ盛り。二人の関係は、一度離れて後の急激な彩綾の近接好撃によってまた接近し出して。しかし、それは月夜のベランダで決定的な変化を迎える。彩綾の秘密に込められた苦悩と、気付かされた和俊の燻った思い。お月さまは、その全てを見通していて。二人を煌々と照らし出す月光は、はたして二人の距離を祝福するのか？ぶっきらぼうな男性の一人称に、初めて挑戦した意欲作です。

この物語は、何処にでもいそうな高校生♂のもとに幼馴染♀が東京から久しぶりに帰郷するところからはじまる。主人公:辻井和俊は高校3年生。就職先も決まり？ひと段落ついたころ、2歳年上の幼馴染が帰ってくるという知らせを受ける。幼きころの思い出を回想するも思春期男子ならではのプライドや葛藤が邪魔をしてなかなか事態は好転しない。でも……というストーリーになっております♪この作品を読み終えたとき、心がポッとしました♪何処にでもいそうな男子高校生の視点で描かれている本作は、心理描写を会話の節々から感じさせるという手法がとられ、主人公に共感しながら、桃色な展開では枕に顔を埋めながら読めます！それくらい感情移入してしまいますね♪3部作という適度な分量なのも魅力です！ぜひ一度読んでみてはいかが？(*´꒳`*)←みんなもポッとなろう！