鐘塔守りの少年 完結日:2017年12月14日 作者:さかな 評価:★★★★☆ 3.9時計のない町で、人々に時間を知らせるため鐘を鳴らし続ける独りぼっちの少年・リゲル。 たった一匹で放浪の旅を続ける老竜。 塔の上でリゲルが老竜を助けたことからはじまる、一人と一匹の旅。 話数:全4話 ジャンル: 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 未登録 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 児童文学風 友情 絵本風 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
リゲルの仕事は町に時を知らせる鐘を守ることです。毎日、誰よりも早く来ては鐘を鳴らし朝の訪れを町に知らせていたリゲル。そんな彼の前に、一匹の老竜と出会います。リゲルは老竜に頼みます。自分をここから連れ出して欲しい。外の世界が見たいと―― 年老いた竜との交流を通じて、成長していく少年の姿が美しいストーリーと文章で記された童話です。是非、ご覧下さい。
まず思ったことはとても綺麗な話です。塔の上でさみしがっている少年、リゼルをやさしい老竜が旅に連れて行ってくれる。老竜はとても優しくて、雪を食べたり楽しい竜ですが、実はこの旅には教訓が含まれています。ただ優しいだけじゃなく、ちょっとした教訓も含んだ老竜との旅のお話はとても童話的でした。こういう暖かい話はとても素晴らしいと思います