評価:★★★★☆ 4.2
舞台はアメリカ西海岸あたりの架空の街で、携帯電話やスマホの無い、少し前の現代のお話です。
地方の高校を卒業し、とある街に就職と同時にやってきた18歳のエリーゼ。通称リジー。少しばかり不運でも、仕事に人生に前向きです。リジーは母親の従弟が経営するアンティークショップの2階に部屋を借り、その店で働くジョンと出会います。母親の知人だというジョンは、最初からリジーに対して戸惑うくらい優しく接してくれます。母親に頼まれているから……というだけではなく、他にも何か理由があるようです。ジョンと接しているうちに、次第に彼に惹かれて行くリジー。リジーの恋の行方は? ジョンの秘密とは?
出会い編(1話~29話)、ハロウィーン編(30話~57話)、クリスマス編(58話~94話)、ショートストーリーに登場人物紹介とイラスト(95話)、でこちらの本編は完結しました。
長らく申し訳ありませんでしたが、本編の改稿作業はすべて終了しました。(2019.3.29)
アルファポリスさんへも掲載しております。
番外編【いつの日も、あなたと】の方は不定期で連載中です。どうぞよろしくお願いいたします。
話数:全95話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
新しい町で、新しい仕事。そして、新しい住まいに、新しい友だちや仲間。ただでさえわくわくドキドキの新生活。そんな新生活のはじまりにステキな男性に出会えて、同じアパートメントという一つ屋根の下で過ごすことになったら……きっと、ときめかずにはいられませんよね。このお話の主人公リジーはまさにこの状況で、いつも自分を気にかけてくれる強くて優しいジョンに、知らず知らずのうちに惹かれていきます。ですが、なぜか二人の距離は、一定以上に縮まることはありません。それはどうやら、彼の秘密に関係してるようで……ここから先はぜひ、手にとってお確かめください。きっとあなたも、純粋で優しく一途な二人の恋を応援せずにはいられないはず!青春も恋も友情もたっぷりと楽しめる、アメリカを舞台にした青春恋愛小説です。
リジーは高校を卒業したら独立して働くと決めていた。故郷から離れて知らない土地へ。下宿する部屋はお母さんの知り合いのアンテークショップの二階。初めて挨拶をした日、店長のジョンはリジーを穴があくほど見つめていた。リジーの天然トラブル体質も相まって、ジョンは過保護なほどに世話を焼いてくれる。ジョンは優しい。でもそれは、母に頼まれているから?ジョンは、苦悩していた。大切な人から預かったリジーは、小柄で子リスのようにちょこまかと、何かしら怪我やトラブルに巻き込まれて目が離せない。守りたい。でも僕は……保護者の仮面をそっと被る。この物語は、前向きに歩くリジーと常に心に蓋をしてきたジョンの成長物語。アメリカを舞台にしたお話は、なかなかなろうには無いかと思います。西海岸の雰囲気たっぷりな描写も含めて、時間を忘れて楽しめる物語をあなたのお手元に。
少し前のアメリカ西海岸を舞台とした、ロマンスに満ちた素敵な長編です。現代恋愛ものが好きな方におすすめします!就職のために引っ越してきたリジーは、間借りさせてもらうお店の一階に勤める青年、ジョンと知り合います。もうここまで説明すれば、この小説が二人のハッピーエンドに向けたストーリーだとお分かりでしょうが、二人の間には容易に乗り越えられない壁もあり…と、ハラハラドキドキにも満ちています。でもリジーもジョンもいじらしくもいい子なので、きっと心から応援したくなること請け合いです。それが没入感を深めてくれます。個人的なお勧めは、二人が悩み苦しみながらも両想いになるシーン!それに巡る季節とイベントの描写はストーリーに華を添えてワクワクさせてくれます。ハロウィンやタイトルにもあるクリスマスのシーンが出てきますので、ちょうどこれからの時期に読むと楽しいですよ!
主人公のリジーは高校を卒業して、親元を離れ、一人、新しい街での生活に挑みます。彼女を取り囲む全てのものが新鮮!出会いも、仕事も……それと恋も。新しい街で恋をしたリジー。けれどなんだか、その相手には秘密があるみたい?優しいのに。優しいだけ。一体何がいけないの?どこまでも純粋に、どこまでもひたむきに、どこまでも一途に。一生懸命がんばるリジーと、彼女を取り囲み応援してくれる人たち。そして近づくクリスマス。リジーは思い出します。いなくなってしまった父親のことを。『お父さんはね、サンタクロースなの。最後に自分をプレゼントしちゃったの』自分を必要としてくれる人のところへ行ってしまったお父さん。でもちゃんと、リジーにも大切なものをプレゼントしていってくれました。その大切なものは、長い時間の後、ちゃんとリジーへ届いていたのでした。ちょっとクラシカルに、アメリカンロマンス。