Belief of Soul〜繋ぐ者達〜

バーインス王国の王女シーナは、帝国との戦争中に両親を失い辺境の村で素性を隠して生きていた。
不運な人生にめげずに懸命に生きていたある日、村に一人の魔法使いがやってくる。長衣にとんがり帽子、身長ほどの長さのある杖、本の中にしか存在しないと思っていた存在だ。

そんな矢先、村に帝国兵がやってきて、帝国兵と一悶着を起こした魔法使いが逃げてしまう。シーナは覚悟を決めて、未練もない村を出て勝手についてゆく。
勝手に師匠と仰ぎ、魔法使いの優しさに触れ、自然に触れ、魔法を覚えてゆく中で、次第に生きる目的を見出してゆく。そして、両親を殺した者への復讐へと繋がる道も……。

いまだ神が存在すると言われるネスフィルの世界で、シーナはその好奇心で冒険する。
青と金と白の職人の自由国プルッケル、神がいまだ存在すると囁かれるモルゲンレーテ星教国、神を廃絶するバルダス帝国……。

シーナは師匠とともに世界の渦に巻き込まれ、己の信念を貫き通す。某国の王女は何になるのか。