評価:★★★★★ 4.5

 リップをひくとき少女は異性を意識する。
 鈴木美夏は中学三年生。高校受験の勉強中だ。学区トップの進学校を目指していたが、
 数学の図形問題で躓くことが多かった。気が付けば解答欄の多くが白いということが、
 何度となく続いていた。心配した両親は家庭教師をつけた。

 家庭教師の芳原直人は大学生だが、美夏の母の美春が教師をしていたときの教え子だった。
 その縁で美夏に数学を教えるようになった。
 通常年頃の女の子には女性の教師を付けるのが無難かもしれない。
 だが美春は芳原に全幅の信頼をおいていた。
 芳原は色白で背は高く整った顔を銀縁眼鏡で隠していた。
 筋張っているが長い指がひどく魅力的に美夏には思えた。
 親が思わぬ所で娘は恋に落ちていくのである。

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話数:全31話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象