評価:★★★★☆ 4.2
ある日の朝に起きた電車の脱線事故。
それは切っ掛けだった。
電車に乗っていた者達は白い空間へと誘われる。
そこに待ち受けていたのは、神を名乗る老人。
老人は言った。
――お前達を別の世界へ移動させる、と。
――生きていくための、力をやろう、と。
すると空中に現れる裏を向いた数百枚のカード。
ある男子学生がカードを引くと、そこには【槍の才】【大】【★★★】と書かれていた。
また、ある女子学生がカードを引くと、そこには【水の魔法の才】【小】【★★】と書かれていた。そしてある男が引いたカードは……。
これはしがない派遣社員である藤原信秀が、【町をつくる能力】【★★★★★★★★★★】を得て異世界に町をつくるお話。
最初は江戸の町だけど、いずれは現代の町を目指して、がんばります。
※宝島社様より書籍化します。第一巻は2016.9.10に発売です。
※感想はありがたく読ませていただきますが、返信は多分できません。すみませんm(__)m
※4/8 タイトルを変更
『町をつくる能力!?〜異世界につくろう藤原幕府〜』→『町をつくる能力!?〜異世界につくろう日本都市〜』
話数:全109話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この小説が始まった時、今でも思い出されます。また、有り勝ちな話しなんだろうと、気乗りもせず読みだした事を……この世界に降り立った主人公が、町を造り始めてからは、引き込まれ!最初の町が完成する頃には、秀逸で独自な設定の妙に魅せられ……気が付けば、見知らぬ異世界の町に立ってました。自分のバカさ加減が、今でも思い出されます。貴方の作品は素晴らしい!
ネタバレするとしたら、街を作って救世主になる話戦国時代な世界で、難民を受け入れて、街を大きくしていく。タイトル名「街作ろう」なノリが緩いけど、中身はその逆でしっかりとしてるジャンルをおおまかにいうと内政チート系読んでみないと面白さが分からないストーリーは大人っぽい感じこれより上のは見当たらない気がする
内政ものが大好きな僕にはたまらない作品です。導入部分はよくある設定だか、読み進めると全く違う感覚で書かれていることに気付くだろう。また、この作品には他の異世界小説にはないものがある。他の異世界小説は主人公が周りの状況を完璧に判断して行動してしまうため欠点がないが、この作品にはそれがある。身内に優しく、欠点があるなど生の人間らしく表現されている。
テンプレとは明確に違いを見せながら、しっかりと押さえるところは押さえていた印象でした。作者様はフィクションの爽快感と現実の理不尽さを、この作品で見事に調和して見せてくれました。テンプレはもう過食気味だけど、やっぱり俺tueeeee!の爽快感は捨てられないという方は必見の一作です。まさに王道という言葉が似合う作品でした。
さまざまな作家さんの作品をブックマークしてますが、どこかで間延びしたり、他の作品と同じような感じになり気づいたら読まなくなっていることが、多いです。しかし、この作品は違います。初期設定は使い古されているものの、作家さんの力でここまで面白くなるか!と感じさせられる作品です。毎日更新!というわけにはいきませんが更新が遅くても許せてしまい、更新されたら真っ先に読む自分がいます。
序盤だけ読んで、なんだいつもの量産型かよって思って先に進まなかった人は、是非続きを読むべき。三国志やシムシティ好きな人は、素晴らしい共感が得られるかも。でもね、一番私が上手だなと感じたのは、ヒトの争う姿を書いている場面。心のどこかでは争いを避けるべきとわかっているのに、しがらみや虚勢や恨みでもって楽な方へと気持ちを流してしまう姿。得たものを失った時の虚脱感。こういうの、素晴らしいと感じます。ご都合主義で終わらせない、作者様の誠実さが読んでいて気持ち良い!
今まで見た異世界小説にないものがあった。それは、村に狼族を入れたとき、他国と戦争をしたとき、村で反乱が起きたとき如実に示されている。他の異世界小説では完璧なまでに主人公が周囲の状況を判断、行動してしまうがために欠点が見られない。話がすすむにつれ設定が増えて退屈なものになってしまうものが多い。しかし、この作品では戦争においての残虐性、村の身内への優しさとその裏の感情など、人間の多面性を表現されている。そして、主人公は欠点があり完璧ではない。その危うさが読者に考察の余地と共感を与える。そして、読むにつれて引き込まれる作品になっている。(あくまで個人の意見です。)
もうタイトル通りの内容です。 抑えるべき所はしっかりと抑えておりながら新しくもあり、面白い作品ですがこのレビューを書いている時はまさかの衝撃的な急展開を迎えております。 昨今のアニメや漫画でよくある異種族との対話や共存は流行りの要素として描かれていますが、どうしても分かり合えない奴は人間だろうが異種族だろうが存在し、また信頼は築くのには時間が掛かるが壊れるのは一瞬と言う部分が描かれているのが印象的でした。
もう、書いてくださるだけでありがたいです。今一番面白い小説として一押しです。導入部の設定はどこかで読んだかのようなデジャヴを感じますが、いざ読み進めると全く違う感覚で書かれていることに気づくでしょう。作家のルンパルンパさんのほかの作品もそうですが、悪いやつらにつらいことにあっても憎め切れない主人公の心優しさが程よく感じられて、安心して読める作品だなと思いました。
町ってなんじゃろ?たぶん最初に読者が想像する町とかって人それぞれなんじゃないかなと思うんです。細かい描写は随所にあるのですが、漠然とした想像がだんだん補完されていくような既読感がある作品だなあと捉えてます。いい意味で予想通りだったり、予想の上をいく裏切られ感だったりして一気読みにも堪えるストーリー進行です。まだ第1章までですが、これは是非オススメしないと!と思いましてレビューを書かせていただきました。