評価:★★★★☆ 4.3
俺のまわりから、毎朝、何かが一つづつ消えていく。なくなるとかそういうことではなくて、最初からなかったことになるのだ。一度、なかったものになったものは二度ともとにはもどらなかった。文化的にも、歴史的にもなかったことになるようだ。
俺は戸惑いながらもその生活に慣れようと努めた。世の中には、なくても何とかなるものが多いことに驚く。そんなある朝、俺のささやかな日常を破壊する大事件が起きたのだった。このお話は3話完結の短編です。気楽に読んでいただければと思います。
「なろうオリジナル」の書下ろし短編です。
よろしくお願いします。
話数:全3話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
毎朝、一つ身の回りの道具が消えていく。そんな不思議なお話し。自分だけがそれを知っているとしたら。考えてもみなかった発想に、なるほどと思う小話と言ったところでしょうか。退屈な日常から奇妙な世界の入り口に迷い込んで見てください!短編なのでさらさら読めるところもオススメです。うんうんなるほどという落ちもなっとくです。
『なかったことになる世界』は僕の作品『極論男』からインスパイアされたそうで、テーマは極論です。ありがとうございます♪ 僕はオチが読めませんでした(笑)そう来たか! と驚きました。 坂井ひいろ様の味を出した極論はSFを得意とする独特の着眼点で僕は到底及びません(笑) ストーリーはシンプルかつ、深いです。 このショートストーリーは世にも奇妙な物語にありそうでなかった感じです。