評価:★★★★☆ 4.4
平凡な日常に飽き飽きしていた平凡な高校生、浅倉健太は、五月のある日、埼玉を突然襲ったロボットの戦いに巻き込まれてしまった。
いったい何が始まったんだ!?運命に導かれ、健太は武蔵丘陵の地下秘密基地に誘われた。そこで健太はなぜか巨大ロボットのパイロットになるよう依頼された――。敵はいったい何ものなんだ?健太の問いに対する答えはこうだった。「世界中が敵」
敵は半島のあの国、中国、そしてヨーロッパ諸国、そしてまさかのアメリカ合衆国。勝たなければ地球は滅亡する!?無茶な戦いの果てに健太が見るものは――
★12月26日 本編完結しました。
★2018/新章追加。
★マークの章にイラスト添付しています。
話数:全37話
ジャンル:エピック・ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
本作の最も秀でている点は、迫力の描写にあると感じます。斉射されるミサイルの質量、駆動装置の本数、数キロ先でも聞こえる騒音など、文字しかない媒体でここまで描写するには苦心の連続だったと思います。また、登場人物は一見どこかで見たことがあるような人達ですが、しっかりと描き分けられており、読みやすさに一役買っています。一方で、構成は非常に緻密かつ独自性があり、何故スーパーロボットなのかがきちんと描かれています。そういった説得力と、伏線などが持つ牽引力があるので、かなりの文章量をつい読んでしまいます。主人公に都合の良い展開については、そこそこの頻度で済んでいるため、不快感から読むのを辞めてしまうような方でも読了できると思います。ただし、誤字・誤用が多いので、その点が気になる人はご注意ください。なろうの小説で最近良いのが無いな、と思っている方に特にお勧めできる傑作です。
まず、いきなり高校生が戦争に巻き込まれる。辺りに放たれるミサイル、爆炎、キノコ雲。崩壊する町を逃げ、ロボットを操縦して反撃する。 このロボット戦の描写が、「パシフィックリム」とか「トランスフォーマー」とか、アメリカの最近のハリウッドの映画のようなものであり、それでいて、操縦感は「鉄人28号」「ジャイアントロボ」あるいはPS2のゲーム「リモートコントロールダンディー」のようなラジコンで重厚なロボを動かすような感覚になります。そっち系のロボット物が好きな人には垂涎の作品だと思われます。 他にも、マクロスやダイターン3を髣髴とさせるハーレム要素、国際関係などのミリタリー的な要素も盛りだくさんで、作者の兵器愛、ロボ愛、女の子愛、ミリタリー愛が横断的に溢れた渾身の一作です。(なお、作者のブログも同時に読んでいただくと二倍楽しめます)
懐古的な合体ロボット物を、現代的な感性で再構築したエンターテインメントSFです。「エルフ」とありますが、ファンタジー要素は皆無。 リアリズムを追求した設定と場面描写、クセの無いグローバルな視点、個性的で生き生きとした登場人物たち、王道のシンデレラボーイストーリー。完成度の高さとバランスの良さには驚くばかり。 多めのヒロインはそれぞれに魅力的ですが、ちょっとガード緩めな担任の先生がそそることそそること。そこの年上好きのあなた! 第1話だけでも読んでみてください。 第1部完結。ああ面白かった! この満足感をお裾分けいたしたく、2度目のレビューを投稿します!