評価:★★★★☆ 4.3

 雑魚。糞の役にも立たない。糞の方が役に立つ。嘲笑された事は数知れず。
 不良にだって負けるし、女の子にだって負けるし、子供にだって負ける。
 俺は戦闘能力がゼロの男。
 ただし、魔力だけは尋常じゃない程溢れていた。
 でもそこはやっぱり戦闘能力がゼロな男。
 魔力を腕力に変換出来ない。
 魔力を魔法にすることが出来ない。
 魔力だけ溢れている宝の持ち腐れ。
 弱すぎるという意味でつけられたあだ名は数多く。
 その中の一つはあまりにも皮肉が効いていた。
 『蓄電池』
 溜め込まれた大量の魔力も、放出する方法がなければ無意味で、何の役にも立たない。
 魔法は万能で、魔法で全ての事が出来て、魔法が全てを支配し、それ故僅かばかりにしか電気が発達していない世界。
 電気よりも魔法の方が便利なのだから仕方ない。
 嘲笑される電池という存在。有効活用出来る物が無ければ、電池だけ有っても意味がない。
 自分は弱いと理解している。
 だったら。

 ――俺が弱いなら、守ってくれる人が強くなれば良いじゃない。

※個人サイトにもうp


話数:全11話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: