評価:★★★★☆ 4.3
華やかな貴族生活が営まれていた平安時代。
京に住む生真面目な青年、橘康之少将は乳兄弟の惟雅や親友の陰陽師とともにそれなりに優雅な日々を送っていた。
しかしふとしたことをきっかけに、京で起こる奇妙な出来事に携わるようになる。
困り果てた彼に救いの手をさしのべたのは、宇治の山奥にひっそりと暮らす、不思議な能力と誰にも知られてはならない秘密を持った美しい姫君だった。
*各章完結型の、平安時代を舞台にした推理系の短編集です。
話数:全54話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:平安時代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
登場人物のことではありません。 作者、夜月ゆひ様のことです。 そう紹介したくなるほどたおやかで優雅な文章です! 平安時代、入内を控えた橘家の姫君・紅の君が失踪 兄の少将がお供の惟雅、陰陽師の清行の協力を得て行方を探す……見事居場所を見つけ出すのは物から残像を読み取る能力を有す謎の姫君・落ち葉の君…… なにしろ全五話、推理小説故、多くは語れません。 お読みください! 平成の清少納言と言う意味が即座にお分かりになるはず。 そよぐ風や、移ろう空の色、鳥の影、道沿いの草花まで 平安の匂いを作者の筆が描ききっています……!