神代から続く神々の闘争を勇者（♀）召喚でケリつけました

　神話に語り継がれる神々の闘争。その闘争の末、封印された神を主神と崇める新宗教の教団に、ある理由で神話が史実だと知る教団幹部がいた。その幹部が作成したアプリをダウンロードすることで前世の記憶が蘇った陰陽師アキト。幹部に乞われ、封印を開放するために、闘神を顕現しようと試みるが。召喚されたのは異世界の勇者（美少女）だったのだ……。
　ミスの責任を取らされ、アキトは勇者と共に神の封印を開放する羽目になるが……。
　封印された神は五体をバラバラに封印され、封印箇所は節句に関係している疑似空間らしい。
　さらに、封印されたのは神の肉体だけでなく、神の力の根元となる神器も同時に封印されているらしい。大いなる力を持つ神器は、召喚された勇者のパーティ、聖女、槍師、魔術師、魔族の召喚の鍵になっている。
　封印の守護者との壮絶なバトル。必殺の呪符が舞い、無双するアキトと勇者。
　教団幹部の真の狙いに驚愕するアキト。大円団を迎える秘策がアキト達にあるのか？

　第２章
　異国のお姫様が、アキト達に訴える。
「異国の神話に出てくる宇宙に封印された邪神が復活する」と。
　復活した邪神のファンタジーを超えた属性攻撃に苦慮しながらも、５感を失いながら知恵と工夫で、神器とアプリの新しい力を導き出だす。
　アキト達は、破壊と絶望を司る邪神に対してどう挑むのか。

　第３章
　色々な神話に登場する「冥界渡り」。仕組まれた罠から勇者パーティも冥界に迷いこむことになった。後を追うアキト。地獄の深淵で出あう氷漬けのサタンに蠢く堕天使たち。地獄の亡者たちとまみえる壮絶バトルには、ある意図があった。
　勇者パーティを助けたい一心のアキト達と、冥界の支配者たちの思惑が交錯する。
　そして、アキト達は、冥界での禁断に手を出していた。

　第４章
　勇者パーティたちが時空の狭間を漂う原因となった魔王が、勇者たちの異世界に復活した。神の力を手に入れた魔王は魔神となり、人族の滅亡を画索する。
　アキト達と魔神との最終決戦が今始まる。

　２０１８年３月２２日　完結しました。