評価:★★★★☆ 4.3
あらすじ
とある世界のとある洞窟。
そこには一匹の年老いた竜がいました。
竜は毎日挑んでくる人間をちぎってはなげちぎってはなげ暮らしていました。
あるとき、ふと竜は考えます。なぜ、人は我を殺そうとするのだろう?
人間の少女と共に、竜は数十年ぶりに洞窟の外へと出ていきました。
そして、人々の誤解を解くため、平穏な老後のために、この土地で暴れる竜を倒しにいくのでした。そのなかで竜は知るのです。
人の暖かさと、感謝される喜びを。※ゆっくり更新します!
話数:全4話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
あらすじにもあるように、人間など全く意に介する必要のないくらいの力をもった竜が、人との交流を通して、生きがいや守るべきものを見出していくお話です。 個人的にこの作品の最大の魅力と思うのが、竜と行動を共にするミーシャという少女の存在。非力で戦闘には一切貢献しませんが、その気になれば自分を一瞬で灰にできる竜に対してさえ、なれなれしく、時に強引に構ってきます。 キャラ単体としての魅力はさることながら、物語とここまでパズルのピースのようにガチっとはまる適材適所性を有するキャラは、ここ数年ほとんど見てきませんでした。「ジジィ主人公、しかも人外なんて……」などと言わずに、ぜひ読んでほしく思います。特に、当方も含めキャラの魅せかたに悩んでいる者には、得る所が大きいと確信します。