評価:★★★★☆ 4.4
赤ずきんには、おとぎの国で一番の人気者になってほしい。
いつもそう言っていた、おばあちゃんが病気でもう先が長くない。それを知った赤ずきんは決意する。
自分よりも人気のあるシンデレラたちを殺して、おばあちゃんが生きている間に、おとぎの国で一番の人気者になるのだ。
ちょうどその頃、おとぎの国ではある大会が始まろうとしていた。
ドラゴンを導いて怪物たちを倒す大会だ。
シンデレラ、白雪姫、眠れる森の美女も、それに出場する。赤ずきんは、そこで事故に見せかけて、シンデレラたちを殺そうと考えるが…………。
◆ 登場人物 ◆
赤ずきん 十二才。
オオカミに食べられながらも、そのお腹から助け出された少女。おやゆび姫 十三才。
花から生まれ、人間のおやゆびほどの大きさしかなく、花の妖精の王子と結婚した少女。シンデレラ 十九才。
落としたガラスの靴によって、舞踏会で王子が踊った相手と証明されて、結婚した少女。白雪姫 十四才。
毒リンゴを食べて死んだようになっていたところを、王子に助けられて結婚した少女。眠れる森の美女 十六才。
呪いで眠らされていたところを、王子のキスで目覚めて結婚した少女。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2018年7月に「電撃大賞」で一次落選しました。
話数:全24話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
病気のおばあちゃんにおとぎの国で一番の人気ものになってほしいと言われた事で、あの童話で有名な赤ずきんちゃんがおとぎの国で一番の人気者を目指すストーリーです。一見ありがちな感じではありますが、特筆すべきはその手段。なんと、赤ずきんちゃんは自分よりも人気のある童話のキャラを殺害する事で一番の人気者になろうとします。童話にミステリー的な要素を入れた意欲作。興味が出た方は読んでみてはいかがでしょうか。
興味が湧いて読み始めたこの作品、とても面白いです!この作品は、おばあちゃんに自分が一番の人気者だと証明するために、赤ずきんが仲間を殺害していくという内容なのですが…….。読み進めていくと、赤ずきんちゃんが可哀想に思えてきます。(>_<)そして謎多き銀色の魔女。このキャラクターからはラスボス臭がプンプン漂いますね。(^_^;)この作品は24章で完結予定です。一話が丁度いい文字量で、読みごたえあり面白さありですよ!一見すると赤ずきんちゃんが悪い奴に思えますが、全然悪い子ではありません。読めばわかります!(^^)きっとハマりますよ!僕の最近のオススメです。(^^)皆さん、興味があれば読んでみてはいかがでしょうか?