評価:☆☆☆☆☆ 0
クロハは自分の人生にほとほと嫌気が差していた。傲慢な幼馴染、その世話を押し付けるおばさん、言いなりの母親……。ある日幼馴染と喧嘩したクロハは言い合いのさなか、彼女と共に見知らぬ世界へと飛ばされてしまう。その先で舌の滑りの良いことばかり聞かされて疑念を抱くクロハだったが、幼馴染はそれを丸きり信じている。だがそこにノアという男が現れてこう言った。――このままでは殺されてしまいます――。死から逃れる方法は、片腕を切り落とし、この世界の“雌”となること。クロハはその提案を――受け入れた。
話数:全28話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
小説家になろうにおいて、こういった作品が読めるとは思いませんでした。R15ですかね。女子中学生が食用の生贄として召喚された異世界は、雄が四肢欠損した雌を愛でる世界でした。雌(女性)の四肢が欠損しているほど美しい、なおかつ先天的に欠損している方が良いという、なんとも狂った世界です。狂っています。主人公である女子中学生は生贄ではなく、ある雄の花嫁となるわけですが、その代わりに右腕の肘先を切断することを自ら受け入れます。題名通り、なんだかんだと主人公は幸せになるアポテムノフィリアのファンタジーです。