評価:★★★★☆ 3.8
私の名前は、佐々木ワンコ。犬である。犬にワンコと名付けるセンスはどうかと思うだろう?名付け親が幼稚園生だったので仕方がない。
家族は父、母、明、そして礼菜。
私は礼菜と一番仲が良い。
よって、私は恋をした微笑ましい礼菜を良く知っている。皆が知らない事も私だけは知っている。もちろん、応援をしたし、背中も押した。
礼菜はいつも一生懸命で行動派なのに、恥ずかしがり屋で後一歩を踏み出せない。
こっそり好きな男の子の部活の試合を観に行っても、一度も差し入れを渡せていない。
バレンタインデーにチョコを渡せなかった挙句に熱を出す。
散歩道を好きな男の子が通る道にして、こっそり眺めている。
女子は胸が大きい方が好かれると聞けばバストアップ体操を始める。私は礼菜に世界で一番幸せな女の子になって欲しい。
この話は、佐々木ワンコの人生と佐々木礼菜の初恋話。
話数:全3話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
みなさんは犬を飼われた経験はありますか?私はあります。犬は可愛いですよね。素直で賢くて優しくて、時にいたずらっ子で。会話ができたらどんなに楽しいだろうと何度思ったことか。この物語は、1匹の飼い犬の目から見た佐々木家のお話です。佐々木家の長女・礼菜ちゃんの恋模様を、犬の目を通して伝えられていきます。当然、犬はしゃべれません。会話できません。ですが、心はあります。いろいろな出来事を、そのつぶらな瞳(かどうかはわかりませんが)で眺めていき、心の声を発していきます。その言葉が聞けたらどんなにいいか。ラストは号泣必至のストーリーとなっております。ぜひ、ご覧ください!