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交通事故で婚約者を失くした月乃は、義弟の暁や担当編集者の美雪の支えもあり、表面上は元気を取り戻したものの、心の底では未だに悲しみに暮れていた。そんなある日、月乃の前に銀髪の男が現れ、月乃の心を鷲掴みにする曲を披露する。男は月乃に「冥府行」という概念をほのめかして姿を消す。その夜、月乃は夢とも現実ともつかない奇妙な体験をする。マンションのエレベーターで自室に向かった筈が、古びた屋敷に辿り着き、そこで死んだ婚約者である奏の姿を見つけると同時に、死者を蘇らせる秘儀『沼渡しの儀式』の存在を知る。生贄を捧げることで死者の蘇生を願うという忌まわしい儀式に、しかし奏への思慕を捨て切れない月乃は戸惑いながらも手を染めていく。一方、行方不明になった月乃を捜すべく、暁と美雪は奔走していた。一向に見つからない月乃の行方に対し、美雪は月乃が忌まわしい儀式の夢を見ていたことを暁に告げる。非現実的な伝説を暁は否定するが、月乃の行方を追うに従って、否応無く不可思議な事実を見つけていく。本当に、そんな儀式が存在するのか。戸惑いを隠し切れない暁の心情を無視し、事態は最悪の方向へと向かっていく。


話数:全4話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素