評価:★★★★☆ 4.2
生まれついての茶髪と父親ゆずりの三白眼のため人から避けられ(自ら人を避け)、友達の一人も作れずに(自ら友達を作らずに)ひとりぼっちの高校生活を送っている。
高校二年の五月のある日、登校途中の道端で立花蓮はメイドの少女を発見する。
その日、自宅のリビングでテーブルに置かれた一枚の見慣れない紙をみつけた。
日常は音を立てて飛び去り生活の基盤は音もなく崩れ去った。鈍感な鋭さが光るわりと素直な主人公。
美人で物腰柔らかな毒舌皮肉屋畜生メイド。
メイドにお腹を吸われる天使な笑顔の妹ちゃん。
努力家な正統派美少女の幼馴染み。
とある沼に首まで浸かる予定の男の娘。平穏無事な日常生活を送りたい立花蓮だが謎のメイド『水無月愛華』が次々に問題を起こす、波乱に満ちた日常生活の幕が上がる。
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日常系青春ギャグコメディです。ラブコメ要素、学園要素も案外あります。改稿作業と執筆作業は遅めです。2019年もよろしくお願いします。BL要素は多少含むかもしれません。
話数:全63話
ジャンル:ラブコメ
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
レビュー書き直しました。主人公はこわい容姿のせいか人との関わりを避けていてマイナス思考が多いです。しかし、物語が進むにつれて、取り巻く環境の変化やいろいろな登場人物との関わりによって、主人公が自分の考え方を見直していきます。もう一人物語の中核となるメイドは言葉遣いがくだけていて、主従関係というよりは友達のように接しています。結構好き放題やっている印象です。癖は強いけど面倒見がいいようです。地の文は多いのですが読み進めやすく、また、登場人物たちとの掛け合いも楽しめました。しかしながら、もう一歩なところも。登場人物との会話の比率が増えてくると心理描写が薄くなり、状況説明ばかりなのが目につきました。それでも、ギャグコメディとして楽しめますし、主人公の成長ドラマとしても楽しめそうです。今後とも期待しています。更新、楽しみにしています。
見た目が悪く勉強ぐらいしか取り柄のない主人公。 立花蓮(たちばな れん)が通学途中に野良メイドを拾うところから、この物語は始まります。 1~6話は、比較的に通常運転で、特に異常はありませんでした。 それが、7話目に入ってから主人公の日常は崩壊し始めます。親が空の彼方に旅立った訳です。ネタバレになるので詳しく本編をご覧下さい。主人公も年頃の男の子でありスケベな一面ものぞかせつつ物語は進んでいきます。 20話以降からは、メイドと主人と言う立場から相互扶助の関係になり、さらにはメイドの妹も参戦して波乱の予感。 文章は、序盤では地の文が多いと感じましたが、話のテンポが良かったので自然に読めました。 文章力もかなり良く、キャラの掛け合いや主人公の一人称にも光るモノがありました。 ギャグコメディーが好きな方は、十分楽しめる作品だと思います!