ALICE♰CRAFT～序章：最愛なる君の記憶～

読者の皆様へ、現在連載中のファンタジー小説を優先して執筆中です。

当作品は改稿作業がまだ手つかず状態ですので、再開まで時間が掛かることお詫び申し上げるとともに、今しばらくお待ち頂きますようお願いいたします。

　少女型戦闘兵器。通称【ALICE】。旧アメリカ軍が秘密裏に開発していた潜入や暗殺を目的とした人工知能を搭載された兵器。かつて、第四次世界大戦時に用いられ、核兵器にも匹敵すると言われた【ALICE】は、旧アメリカ軍の敗北をきっかけとするメインシステムダウンによって機能が停止し、世界各国に取り残された。その存在は戦地に残された地雷、不発弾と同様にいつその身に襲い掛かるか分からない危険な存在だった。

　それから５０年の時を経て、戦争を知らない若き【クラフター】の手により目覚めた【ALICE】は少女型戦闘兵器としてではなく、普通の少女として人々の生活に馴染み生活していた。しかし、四大大国による戦争を終わらせる為の戦争を行うことが、各国の代表が集まる首脳会議により決定されると、全世界に第五次世界大戦【領土争奪戦】行われることが告知され、【ALICE】は再び兵器として駆り出されることとなった。

　かくして、東京都改めエリア３でクラフター工房を営む天才クラフター【アズマ・ユウラ】と彼が保有するALICEは、領土争奪戦に参戦する選りすぐりのクラフターを選抜する為のクラフター選抜大会【ALICE♰CRAFT】に参加することになるのだが――。