評価:★★★★☆ 4.4
暴力と混沌が支配する街で両手両足を切断され、奴隷にされていたミケーラ。だが彼女は、顔に火傷を負いながらも脱走した。タフな中年女と狂った殺人鬼、そして奇妙なディレクターの力を借り外道どもに復讐していく……大変に残酷な話であり、差別的な言葉が飛び交います。そういった要素が苦手な人は注意してください。
話数:全28話
ジャンル:アドベンチャー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
人と犬の違いは何だろう?二足歩行?四足歩行?ならば両手両足を切断された彼女はもう人ではないのだろうか?一人では何もできなくなった彼女。芋虫のように這いずり回り客をとる。彼女は犬だ。人犬だ。ただし、ただの犬ではない。復讐を誓った飢えた猟犬なのだ。這ってでも、犬のように四足歩行をしてでも……自分を、自分達をこんな目に合わせた相手に復讐を……例え復讐が成功しても、二度と戻らぬ四肢。それでもミケーラは止まらない。
腕は切断され脚は切り落とされた。 憎むべき男たちに友人たちと共に拉致され娼婦にされた女、ミケーラ・リンク。 彼女らをこの境遇に追いやってしまい心を病んだ友は目の前で殺され、一言彼女に残した。『逃げて』 逃げる場所など無い。 その後まもなく手も足も奪われた。 それでも彼女は逃げ出した。 美しかった身体を汚泥に漬け、炎で髪と顔を焼き、芋虫のように草木で身を削りながら這いずりだす。 逃げるわけではない。 闘うのだ。必ずヤツらに復讐してやる。 親切な殺人鬼。 心なき優しさの快楽殺人者。 味方でも平気で売り飛ばすproducer。 協力者を得て彼女は脚無き身体で走り出す。 外道どもを狩りつくせ。 見せ物小屋の犬どもよ。 残された時間(いのち)を燃やし尽くせ。 君は、君たちはなにより美しい。 ご一読ください。